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08 参考資料1-2 沈降ヘモフィルスb型ワクチンファクトシート[2.4MB] (6 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_34803.html |
出典情報 | 厚生科学審議会 予防接種・ワクチン分科会 予防接種基本方針部会 ワクチン評価に関する小委員会(第20回 8/29)《厚生労働省》 |
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続き、1980 年代には BL 非産生型のアンピシリン耐性(BL non-producing ampicillin
resistant:BLNAR) 株が出現した。BLNAR 株は、ペニシリン作用部位の変異によるもの
で、多くのβ-ラクタム系抗菌薬に対して耐性を示し、1990 年代後半から急増している
(図 1)(4)。インフルエンザ菌においてβ-ラクタム系抗菌薬に対する耐性株の分離率
が増加してきていることからも、ワクチンによって Hib 感染症を予防する意義は大きい。
(年)
Hib ワクチン
任意接種
公費助成
gBLNAS
: BL non-producing, ampicillin susceptible (AS).
gBLNAR
: BL non-producing, ampicillin resistant (AR).
gLow-BLNAR : BL non-producing, low-level AR
gBLPAR
: TEM-1 BL producing, AR
gBLPACR
: TEM-1 BL producing, amoxicillin/clavulanic acid-resistant.
(g は遺伝子型:genotype の分析によって薬剤耐性を調査したという意味。)
図 1 2000〜2011 年の間に分離されたインフルエンザ菌のβ-ラクタム系抗菌薬耐性菌
における遺伝子型の変化(4)
② 対象となる疾患
Hib は主に小児において髄膜炎、菌血症を伴う肺炎、菌血症を伴う化膿性関節炎など
侵襲性インフルエンザ菌感染症を引き起こす。また、急性喉頭蓋炎、菌血症を伴う蜂窩
織炎なども起こす。Hib ワクチンが導入される以前には、Hib が小児侵襲性細菌感染症
の原因菌の約半数を占めていた(5)。
a) 細菌性髄膜炎
3
resistant:BLNAR) 株が出現した。BLNAR 株は、ペニシリン作用部位の変異によるもの
で、多くのβ-ラクタム系抗菌薬に対して耐性を示し、1990 年代後半から急増している
(図 1)(4)。インフルエンザ菌においてβ-ラクタム系抗菌薬に対する耐性株の分離率
が増加してきていることからも、ワクチンによって Hib 感染症を予防する意義は大きい。
(年)
Hib ワクチン
任意接種
公費助成
gBLNAS
: BL non-producing, ampicillin susceptible (AS).
gBLNAR
: BL non-producing, ampicillin resistant (AR).
gLow-BLNAR : BL non-producing, low-level AR
gBLPAR
: TEM-1 BL producing, AR
gBLPACR
: TEM-1 BL producing, amoxicillin/clavulanic acid-resistant.
(g は遺伝子型:genotype の分析によって薬剤耐性を調査したという意味。)
図 1 2000〜2011 年の間に分離されたインフルエンザ菌のβ-ラクタム系抗菌薬耐性菌
における遺伝子型の変化(4)
② 対象となる疾患
Hib は主に小児において髄膜炎、菌血症を伴う肺炎、菌血症を伴う化膿性関節炎など
侵襲性インフルエンザ菌感染症を引き起こす。また、急性喉頭蓋炎、菌血症を伴う蜂窩
織炎なども起こす。Hib ワクチンが導入される以前には、Hib が小児侵襲性細菌感染症
の原因菌の約半数を占めていた(5)。
a) 細菌性髄膜炎
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