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資料1_「今後のがん研究のあり方について」報告書案 (11 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_35452.html
出典情報 今後のがん研究のあり方に関する有識者会議(第15回 9/27)《厚生労働省》
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2.推進すべきがん研究の方向性
研究の推進にあたって、前述の課題を踏まえ、がん研究を統合的かつ戦略的に
推進し、その成果を広く国民に還元するための国家的基盤となる「がん研究戦略」
の策定とその強力な推進体制の構築が求められる。
「がんの予防」及び「がんの診断・治療」については、がん細胞・組織及び腫
瘍微小環境の生物学的特性に関する理解の更なる深化と、非がん部正常組織に
おける経年的変化や外的・内的環境要因による影響等を統合的に理解すること
により、より精密かつ個々人に最適化された予防・医療の実現に資する研究の飛
躍的な展開が望まれる。また、がん登録情報やゲノム・エピゲノム情報等のさら
なる利活用の促進により、医療 AI 等を含む新たな医療技術の開発や研究開発の
新たな展開に資する研究の強化が求められる。加えて、シーズ探索・育成等の分
野横断的な研究の推進と、国際共同臨床試験の環境整備を含めた国際連携、多様
な研究人材の育成、研究分野における患者・市民参画の取組を強化することもま
た重要な課題となる。
「がんとの共生」については、医療技術の進歩によるがん治癒率の向上と死亡
率の低減により、社会におけるがん経験者の一層の増加が予想される。患者・家
族支援の質の向上、ライフステージに応じた支援基盤や社会的な環境の整備等
の「がんとの共生」に資する政策研究も合わせて推進していく必要がある。また、
がん対策全体を評価するにあたり、医療及び社会的支援の提供に係る地域間、医
療機関間等の格差についても研究を進める必要がある。
今後の研究戦略においては、これらの各分野の研究を推進することに加え、社
会的あるいは時代的な要請に応じた即時的な対応も重要である。

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