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資料1_「今後のがん研究のあり方について」報告書案 (21 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_35452.html
出典情報 今後のがん研究のあり方に関する有識者会議(第15回 9/27)《厚生労働省》
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多層的なデータを活用したがんの予防・診断・治療・創薬等に資するがん
の生物学的特性に関する研究
免疫療法におけるがんプレシジョン医療の実現に資する、がん細胞と宿
主免疫応答の多様性を考慮した発がん機構の解明と治療標的探索につい
ての研究
がんの発生、進展、転移、再発、治療抵抗性の獲得などにおけるがん微小
環境を含むがんと宿主の動態を解明する研究

(5-2)シーズ探索・育成
(現状・課題)
シーズ探索は、新たながんの予防、診断、治療法開発の基点である。オミッ
クス解析技術の進展に伴う多様な情報の蓄積、構造生物学、情報科学、免疫学
などの進展などにより、シーズ開発は飛躍的な発展が見込める段階に入りつ
つある。治療薬のシーズ探索は成功率が低くリスクが大きいため、今後も日本
発の有望なシーズを見出し、それらを着実に育成するパイプラインの強化と、
ヒトでの効果検証につなげるまでの一体的な支援が重要である。
(具体的研究事項)
 社会的要請の高いいくつかのがん種について、フラッグシップとなるよ







うなプロジェクト
個別化予防や診断、治療への展開を目指した新たな標的・バイオマーカー
の探索・同定に関する研究
がんの基礎生物学的研究と、他分野をリンクした多角的・先端的な融合型
研究によるシーズ探索
新たな免疫療法の治療標的の探索と薬剤開発に資する研究
新規モダリティの高度化や既存療法との併用効果がある新規アプローチ
を探索する研究
新規薬剤開発に向けた薬剤候補物質の探索・同定や、薬剤候補品を臨床試
験に橋渡しするための研究

(5-3)バイオバンク・データベースの整備と利活用促進
(現状・課題)
日本には、多様なバイオバンクやデータベースが存在する。新たな創薬や治
療法の開発に向けては、バイオバンクやデータベースの整備に加え、バイオバ
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