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資料1_「今後のがん研究のあり方について」報告書案 (17 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_35452.html
出典情報 今後のがん研究のあり方に関する有識者会議(第15回 9/27)《厚生労働省》
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(3)
「がんとの共生」に資する研究
(現状・課題)
がん患者やその家族等ががんとともに尊厳を持って安心して暮らせる社会
を構築するためには、相談支援・情報へのアクセシビリティの向上や、サバイ
バーシップ支援7の充実により、多様なニーズに対応することが求められてい
る。
相談支援については、患者の療養生活が多様化する中で、患者やその家族等
の心理・社会的な課題に持続可能な形で対応していくことが求められている。
また、情報提供については、全ての患者やその家族等、医療従事者等が、必要
な情報及び正しい情報に継続的にアクセスできる環境を整備することが重要
である。
さらに、がん患者・経験者の QOL 向上による充実したサバイバーシップを実
現するため、がん患者やその家族等の心理・社会的な課題や様々な格差等を明
らかにし、その課題解決に資する研究や、がん患者やその家族等の健康増進に
関する研究が求められる。加えて、療養環境についてはライフステージに応じ
て様々な異なる課題があり、個別の状況に応じた対応が必要となっている。
(3-1)誰もがアクセス可能な相談支援・情報提供
(具体的研究事項)
 基本計画に基づく相談支援及び情報提供の質の向上に資する研究
 がん患者の多様なニーズに対応した、持続可能な情報提供・相談支援に
資する AI 等の開発に関する研究
 科学的根拠のあるがん情報や治験に関する情報へのアクセシビリティの
向上に資する研究
 がん教育の質及び国民のヘルスリテラシーの向上に資する研究
(3-2)充実したサバイバーシップの実現
(具体的研究事項)
 がん患者やその家族等の健康維持増進と心理・社会的課題に関する研究
 基本計画に基づく、ライフステージに応じた療養環境への支援や医療提
供体制の構築に関する研究
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「サバイバーシップ支援」とは、がんになったその後を生きていく上で直面する課題を
乗り越えていくためのサポートをいう。
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