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資料1_「今後のがん研究のあり方について」報告書案 (20 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_35452.html
出典情報 今後のがん研究のあり方に関する有識者会議(第15回 9/27)《厚生労働省》
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併存疾患やライフステージに応じた標準治療開発のための新たな評価指
標に関する研究
高齢者が抱える併存疾患や臓器障害を加味した、リアルワールドデータ
の活用を含む新規治療・技術の有効性・安全性の検証及び実装に係る臨床
試験
高齢のがん患者を対象とした腫瘍循環器学や腫瘍腎臓病学等のがん関連
学際領域に関する研究
基本計画に基づく、人生の最終段階も含めた、高齢のがん患者の療養環境
の支援に資する研究

(5)がんの予防、がんの診断・治療の開発、がんとの共生を促進するための
分野横断的な研究(一部再掲)
(5-1)がんの本態解明
(現状・課題)
新しい予防・診断・治療法を創出するためには、それらの根底となるがんの
本態についての理解を深める研究を着実に進展させることが重要である。ゲ
ノム、トランスクリプトーム、エピゲノム、プロテオーム、メタボローム技術
などのオミックス解析技術の進展に伴い、臨床サンプルを用いた網羅的なデ
ータ取得が高度化し、ヒトでのデータが充実してきているほか、非患者を含む
ゲノム解析等のデータが蓄積してきた。また、細胞老化ががん及び微小環境に
与える影響が明らかになりつつあり、がんの予防・治療への応用が期待されて
いる。一方で、前がん病変を含む超早期・微小がんの分子生物学的プロファイ
ルに基づく発がんや再発機構の解明が未だ不十分であり、ゲノム・マルチオミ
ックス解析の結果が個体全体での表現型を十分に説明できていない。
(具体的研究事項)
 非患者を含んだビッグデータの利用などを通じ、未知の内的・外的な要因




等の同定と、がんの発生や形質維持の機構を究明する研究
がんの発生から進展における多様なデータを統合した数理的なモデルや、
病態解明・治療介入標的の探索や治療薬開発に資する動物・非動物系モデ
ルの開発研究
がんにおけるゲノム非翻訳領域、エピゲノムや遺伝子産物の翻訳後修飾
等の意義を解明する研究
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