よむ、つかう、まなぶ。

MC plus(エムシープラス)は、診療報酬・介護報酬改定関連のニュース、

資料、研修などをパッケージした総合メディアです。


○医薬品の新規薬価収載について 総-5-3 (3 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000212500_00223.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 総会(第564回 11/15)《厚生労働省》
低解像度画像をダウンロード

資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。

1.はじめに
医薬品の有効性・安全性の確保のためには、添付文書等に基づいた適正な使用が求め
られる。さらに、近年の科学技術の進歩により、抗体医薬品等の革新的な新規作用機序
を有する医薬品が承認される中で、これらの医薬品を真に必要とする患者に適切に提供
することが喫緊の課題となっており、経済財政運営と改革の基本方針 2016(平成 28 年
6 月 2 日閣議決定)においても、革新的医薬品等の使用の最適化推進を図ることとされ
ている。
新規作用機序を有する医薬品は、薬理作用や安全性プロファイルが既存の医薬品と明
らかに異なることがある。このため、有効性及び安全性に関する情報が十分蓄積される
までの間、当該医薬品の恩恵を強く受けることが期待される患者に対して使用するとと
もに、副作用が発現した際に必要な対応をとることが可能な一定の要件を満たす医療機
関で使用することが重要である。
したがって、本ガイドラインでは、開発段階やこれまでに得られている医学薬学的・
科学的見地に基づき、以下の医薬品の最適な使用を推進する観点から必要な要件、考え
方及び留意事項を示す。
なお、本ガイドラインは、独立行政法人医薬品医療機器総合機構、一般社団法人日本
肥満学会、日本肥満症治療学会、一般社団法人日本糖尿病学会、一般社団法人日本循環
器学会及び一般社団法人日本内科学会の協力のもと作成した。
対象となる医薬品:ウゴービ皮下注 0.25mg SD、同皮下注 0.5mg SD、同皮下注 1.0mg SD、
同皮下注 1.7mg SD、同皮下注 2.4mg SD〔一般名:セマグルチド(遺
伝子組換え)〕
対象となる効能又は効果:肥満症
ただし、高血圧、脂質異常症又は 2 型糖尿病のいずれかを有し、食
事療法・運動療法を行っても十分な効果が得られず、以下に該当す
る場合に限る。
BMI が 27 kg/m2 以上であり、2 つ以上の肥満に関連する健康障
害を有する
BMI が 35 kg/m2 以上
対象となる用法及び用量:通常、成人には、セマグルチド(遺伝子組換え)として 0.25mg か
ら投与を開始し、週 1 回皮下注射する。その後は 4 週間の間隔で、
週 1 回 0.5mg、1.0mg、1.7mg 及び 2.4mg の順に増量し、以降は 2.4mg
を週 1 回皮下注射する。なお、患者の状態に応じて適宜減量する。
製 造 販 売 業 者 :ノボ ノルディスク ファーマ株式会社

2