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資料5 医師臨床研修指導ガイドライン 新旧対照表[454KB] (21 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_36634.html |
出典情報 | 医道審議会 医師分科会医師臨床研修部会(令和5年度第4回 12/1)《厚生労働省》 |
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新
研修医の労働環境を守るためには、労働時間の管理は当然である
が、労働そのものを減らすための方策についても取り組んでいかな
ければならない。
これまでの研修体制では、研修医はいわば「都合のいい雑用係」と
して、事務作業や患者移動、他の職種が実施可能な処置を担うことも
多かったと思われる。これは、時間外労働について実質的に上限も管
理も不十分だった時代に慣習として行われていたものであり、研修
医の健康を守り、充実した研修を定められた時間内に行うために、病
院を挙げて取り組むべき課題である。さらに一歩進めて、これまで医
師が行ってきた業務を他の職種に移管するタスク・シフティングの
推進は医療界全体のテーマでもあり、たとえば、静脈採血など看護師
に移管された業務に関しては、あくまで研修医の自己判断で、研修目
的のみで実施するなどの工夫も求められる。
同時に、研修医の健康を守るための支援や相談窓口の充実も必須
である。医療安全などの観点から、毎日 6 時間以上の睡眠が確保さ
れるような体制を整えるとともに、産業医や衛生委員会の活動強化
を通して、研修医が心身ともに健康な状態で研修に臨めるようにサ
ポートする仕組みの充実が求められる。
旧
1)医師の労働時間管理の適正化
2)36 協定の自己点検
3)既存の産業保健の仕組みの活用
4)タスク・シフティング(業務の移管)の推進
5)女性医師等に対する支援
6)医療機関の状況に応じた医師の労働時間短縮に向けた取組
が示されている。研修医の労働環境を守るためには、労働時間の
管理は当然であるが、労働そのものを減らすための方策についても
取り組んでいかなければならない。
これまでの研修体制では、研修医はいわば「都合のいい雑用係」と
して、事務作業や患者移動、他の職種が実施可能な処置を担うこと
も多かったと思われる。これは、時間外労働について実質的に上限
も管理も不十分だった時代に慣習として行われていたものであり、
研修医の健康を守り、充実した研修を定められた時間内に行うため
に、病院を挙げて取り組むべき課題である。さらに一歩進めて、これ
まで医師が行ってきた業務を他の職種に移管するタスク・シフティ
ングの推進は医療界全体のテーマでもあり、たとえば、静脈採血な
ど看護師に移管された業務に関しては、あくまで研修医の自己判断
で、研修目的のみで実施するなどの工夫も求められる。
同時に、研修医の健康を守るための支援や相談窓口の充実も必須
である。医療安全などの観点から、毎日 6 時間以上の睡眠が確保さ
れるような体制を整えるとともに、産業医や衛生委員会の活動強化
を通して、研修医が心身ともに健康な状態で研修に臨めるようにサ
ポートする仕組みの充実が求められる。
2.
2.
(略)
3.研修医の福利厚生と充実した研修生活のために
(略)
3.研修医の福利厚生と充実した研修生活のために
- 21 -
研修医の労働環境を守るためには、労働時間の管理は当然である
が、労働そのものを減らすための方策についても取り組んでいかな
ければならない。
これまでの研修体制では、研修医はいわば「都合のいい雑用係」と
して、事務作業や患者移動、他の職種が実施可能な処置を担うことも
多かったと思われる。これは、時間外労働について実質的に上限も管
理も不十分だった時代に慣習として行われていたものであり、研修
医の健康を守り、充実した研修を定められた時間内に行うために、病
院を挙げて取り組むべき課題である。さらに一歩進めて、これまで医
師が行ってきた業務を他の職種に移管するタスク・シフティングの
推進は医療界全体のテーマでもあり、たとえば、静脈採血など看護師
に移管された業務に関しては、あくまで研修医の自己判断で、研修目
的のみで実施するなどの工夫も求められる。
同時に、研修医の健康を守るための支援や相談窓口の充実も必須
である。医療安全などの観点から、毎日 6 時間以上の睡眠が確保さ
れるような体制を整えるとともに、産業医や衛生委員会の活動強化
を通して、研修医が心身ともに健康な状態で研修に臨めるようにサ
ポートする仕組みの充実が求められる。
旧
1)医師の労働時間管理の適正化
2)36 協定の自己点検
3)既存の産業保健の仕組みの活用
4)タスク・シフティング(業務の移管)の推進
5)女性医師等に対する支援
6)医療機関の状況に応じた医師の労働時間短縮に向けた取組
が示されている。研修医の労働環境を守るためには、労働時間の
管理は当然であるが、労働そのものを減らすための方策についても
取り組んでいかなければならない。
これまでの研修体制では、研修医はいわば「都合のいい雑用係」と
して、事務作業や患者移動、他の職種が実施可能な処置を担うこと
も多かったと思われる。これは、時間外労働について実質的に上限
も管理も不十分だった時代に慣習として行われていたものであり、
研修医の健康を守り、充実した研修を定められた時間内に行うため
に、病院を挙げて取り組むべき課題である。さらに一歩進めて、これ
まで医師が行ってきた業務を他の職種に移管するタスク・シフティ
ングの推進は医療界全体のテーマでもあり、たとえば、静脈採血な
ど看護師に移管された業務に関しては、あくまで研修医の自己判断
で、研修目的のみで実施するなどの工夫も求められる。
同時に、研修医の健康を守るための支援や相談窓口の充実も必須
である。医療安全などの観点から、毎日 6 時間以上の睡眠が確保さ
れるような体制を整えるとともに、産業医や衛生委員会の活動強化
を通して、研修医が心身ともに健康な状態で研修に臨めるようにサ
ポートする仕組みの充実が求められる。
2.
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(略)
3.研修医の福利厚生と充実した研修生活のために
(略)
3.研修医の福利厚生と充実した研修生活のために
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