よむ、つかう、まなぶ。
参考資料4 医師臨床研修指導ガイドライン-2023年度版-[1.6MB] (7 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_36634.html |
出典情報 | 医道審議会 医師分科会医師臨床研修部会(令和5年度第4回 12/1)《厚生労働省》 |
ページ画像
ダウンロードした画像を利用する際は「出典情報」を明記してください。
低解像度画像をダウンロード
プレーンテキスト
資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。
枠組みでの公平性・公正性と公衆衛生的視点の確保、病める人の福利優先、他者への思いや
り・優しさ、絶え間ない自己向上心という 4 つの価値観が挙げられている。
B. 資質・能力
1.医学・医療における倫理性
診療、研究、教育に関する倫理的な問題を認識し、適切に行動する。
① 人間の尊厳を守り、生命の不可侵性を尊重する。
② 患者のプライバシーに配慮し、守秘義務を果たす。
③ 倫理的ジレンマを認識し、相互尊重に基づき対応する。
④ 利益相反を認識し、管理方針に準拠して対応する。
⑤ 診療、研究、教育の透明性を確保し、不法行為の防止に努める。
<解説>
診療面や研究面、教育面において、倫理原則や関連する法律を理解した上で個人情報に配
慮する。さまざまな意思決定の場面で、倫理に関わる用語を用いて理由づけができなくては
ならない。
2.医学知識と問題対応能力
最新の医学及び医療に関する知識を獲得し、自らが直面する診療上の問題に対して、科
学的根拠に経験を加味して解決を図る。
① 頻度の高い症候について、適切な臨床推論のプロセスを経て、鑑別診断と初期対応
を行う。
② 患者情報を収集し、最新の医学的知見に基づいて、患者の意向や生活の質に配慮し
た臨床判断を行う。
③ 保健・医療・福祉の各側面に配慮した診療計画を立案し、実行する。
<解説>
医学知識を臨床現場で適切に活用する(患者アウトカムの最大化を最優先した論理的な推
論プロセスを経る)ためには、根拠に基づく医療(EBM)の考え方と手順を身に付け、できる
だけ多くの臨床経験を積み、省察を繰り返す必要がある。
3.診療技能と患者ケア
臨床技能を磨き、患者の苦痛や不安、考え・意向に配慮した診療を行う。
① 患者の健康状態に関する情報を、心理・社会的側面を含めて、効果的かつ安全に収集
する。
② 患者の状態に合わせた、最適な治療を安全に実施する。
③ 診療内容とその根拠に関する医療記録や文書を、適切かつ遅滞なく作成する。
<解説>
患者に対面し、主として言語を介したコミュニケーションにより病歴を把握したうえで、
身体診察、検査を行う。そうして得られたさまざまな情報に基づいて病態を把握し、診断を
下し、治療を行う。患者に危害を加えることのないよう最大限の注意を払いつつ、この一連
のプロセスを繰り返し、安全かつ効率的な診療行為を身に付けなくてはならない。
5
り・優しさ、絶え間ない自己向上心という 4 つの価値観が挙げられている。
B. 資質・能力
1.医学・医療における倫理性
診療、研究、教育に関する倫理的な問題を認識し、適切に行動する。
① 人間の尊厳を守り、生命の不可侵性を尊重する。
② 患者のプライバシーに配慮し、守秘義務を果たす。
③ 倫理的ジレンマを認識し、相互尊重に基づき対応する。
④ 利益相反を認識し、管理方針に準拠して対応する。
⑤ 診療、研究、教育の透明性を確保し、不法行為の防止に努める。
<解説>
診療面や研究面、教育面において、倫理原則や関連する法律を理解した上で個人情報に配
慮する。さまざまな意思決定の場面で、倫理に関わる用語を用いて理由づけができなくては
ならない。
2.医学知識と問題対応能力
最新の医学及び医療に関する知識を獲得し、自らが直面する診療上の問題に対して、科
学的根拠に経験を加味して解決を図る。
① 頻度の高い症候について、適切な臨床推論のプロセスを経て、鑑別診断と初期対応
を行う。
② 患者情報を収集し、最新の医学的知見に基づいて、患者の意向や生活の質に配慮し
た臨床判断を行う。
③ 保健・医療・福祉の各側面に配慮した診療計画を立案し、実行する。
<解説>
医学知識を臨床現場で適切に活用する(患者アウトカムの最大化を最優先した論理的な推
論プロセスを経る)ためには、根拠に基づく医療(EBM)の考え方と手順を身に付け、できる
だけ多くの臨床経験を積み、省察を繰り返す必要がある。
3.診療技能と患者ケア
臨床技能を磨き、患者の苦痛や不安、考え・意向に配慮した診療を行う。
① 患者の健康状態に関する情報を、心理・社会的側面を含めて、効果的かつ安全に収集
する。
② 患者の状態に合わせた、最適な治療を安全に実施する。
③ 診療内容とその根拠に関する医療記録や文書を、適切かつ遅滞なく作成する。
<解説>
患者に対面し、主として言語を介したコミュニケーションにより病歴を把握したうえで、
身体診察、検査を行う。そうして得られたさまざまな情報に基づいて病態を把握し、診断を
下し、治療を行う。患者に危害を加えることのないよう最大限の注意を払いつつ、この一連
のプロセスを繰り返し、安全かつ効率的な診療行為を身に付けなくてはならない。
5