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04 参考資料1-123価肺炎球菌莢膜ポリサッカライドワクチン(肺炎球菌ワクチン)ファクトシート (10 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_36630.html |
出典情報 | 厚生科学審議会 予防接種・ワクチン分科会 予防接種基本方針部会 ワクチン評価に関する小委員会(第22回 12/1)《厚生労働省》 |
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表 1. 感染症発生動向調査における IPD の届出数・年間報告数(2013 年第 14 週~2017 年第 52 週)
診断年度
全報告数
死亡数
人口 10 万人あたりの報告数
(致命率:%)
総人口
5 歳未満
65 歳以上
2013 年
1002
67(6.69)
0.787
4.963
1.489
2014 年
1825
113(6.19)
1.436
6.924
2.943
2015 年
2403
148(6.16)
1.891
7.911
3.930
2016 年
2735
187(6.84)
2.155
8.098
4.565
2017 年
3139
191(6.08)
2.476
9.369
5.341
図 1.人口 10 万人あたり年齢群・病型別 IPD 症例報告数(2013 年第 14 週〜2016 年第 52 週)
2) 成人侵襲性肺炎球菌感染症(IPD)と肺炎球菌性肺炎の原因菌の血清型分布
2010 年 4 月から 2013 年 3 月までの期間に、わが国の 341 病院において成人 IPD の原因菌(n=715)
の血清型分布を含む細菌学的検討が実施された(31)。その結果、2010 年から 2012 年の期間に
原因菌の PCV7 ワクチン血清型の割合が 43.3%から 23.8%に、PCV13 ワクチン血清型の割合が 73.8%
から 54.2%に、PPSV23 ワクチン血清型の割合が 82.2%から 72.2%に減少した。この所見も前述の
小児の PCV7 導入による成人における集団免疫効果によると考えられた。
「成人の侵襲性細菌感染症サーベイランス構築に関する研究」
(厚生労働科学研究費補助金新
研究代表者:大石和徳)において、2013 年 4 月か
興・再興感染症及び予防接種政策推進研究事業
ら 2018 年 1 月までに収集された 1,114 株の成人 IPD 患者の原因菌の血清型分布を図2に示した
(32)。分離頻度の高い血清型は 3, 19A, 12F の順であった。また、2016〜2017 年には血清型 12F
が急増し、最も高い分離率を示した。前述の 2006〜2007 年に実施した国内の成人 IPD 患者の血
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診断年度
全報告数
死亡数
人口 10 万人あたりの報告数
(致命率:%)
総人口
5 歳未満
65 歳以上
2013 年
1002
67(6.69)
0.787
4.963
1.489
2014 年
1825
113(6.19)
1.436
6.924
2.943
2015 年
2403
148(6.16)
1.891
7.911
3.930
2016 年
2735
187(6.84)
2.155
8.098
4.565
2017 年
3139
191(6.08)
2.476
9.369
5.341
図 1.人口 10 万人あたり年齢群・病型別 IPD 症例報告数(2013 年第 14 週〜2016 年第 52 週)
2) 成人侵襲性肺炎球菌感染症(IPD)と肺炎球菌性肺炎の原因菌の血清型分布
2010 年 4 月から 2013 年 3 月までの期間に、わが国の 341 病院において成人 IPD の原因菌(n=715)
の血清型分布を含む細菌学的検討が実施された(31)。その結果、2010 年から 2012 年の期間に
原因菌の PCV7 ワクチン血清型の割合が 43.3%から 23.8%に、PCV13 ワクチン血清型の割合が 73.8%
から 54.2%に、PPSV23 ワクチン血清型の割合が 82.2%から 72.2%に減少した。この所見も前述の
小児の PCV7 導入による成人における集団免疫効果によると考えられた。
「成人の侵襲性細菌感染症サーベイランス構築に関する研究」
(厚生労働科学研究費補助金新
研究代表者:大石和徳)において、2013 年 4 月か
興・再興感染症及び予防接種政策推進研究事業
ら 2018 年 1 月までに収集された 1,114 株の成人 IPD 患者の原因菌の血清型分布を図2に示した
(32)。分離頻度の高い血清型は 3, 19A, 12F の順であった。また、2016〜2017 年には血清型 12F
が急増し、最も高い分離率を示した。前述の 2006〜2007 年に実施した国内の成人 IPD 患者の血
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