よむ、つかう、まなぶ。

MC plus(エムシープラス)は、診療報酬・介護報酬改定関連のニュース、

資料、研修などをパッケージした総合メディアです。


04 参考資料1-123価肺炎球菌莢膜ポリサッカライドワクチン(肺炎球菌ワクチン)ファクトシート (16 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_36630.html
出典情報 厚生科学審議会 予防接種・ワクチン分科会 予防接種基本方針部会 ワクチン評価に関する小委員会(第22回 12/1)《厚生労働省》
低解像度画像をダウンロード

資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。

研究では 17%、症例対照研究では 7%であった。

3) PPSV23 の再接種を含む複数回による発症予防効果
上記の PPSV23 接種による発症予防効果は初回接種によるワクチン効果である。一方、PPSV23
の再接種を含む複数回接種による発症予防効果について検討した報告はない。日本感染症学会肺
炎球菌ワクチン再接種問題検討委員会は、再接種の免疫原性が初回接種時と同等であるとする所
見から、初回時と同等の予防効果が期待されるとしている(42,44,61)。

4) PCV13-PPSV23 連続接種による発症予防効果
2018 年 4 月時点で米国 ACIP の推奨した PCV13-PPSV23 連続接種による発症予防効果の報告は
無い。

(4)安全性の観点(初回接種、複数回接種)
国内において慢性肺疾患を基礎疾患として有する高齢者における PPSV23 の初回接種群(81
名)と再接種群(161 名)を対象とした安全性評価に関する臨床研究が実施された。両群間の比較
では、接種部位の痛み、接種部位の紅斑、接種部位の腫れ、全身性の副反応の全ての項目で再接
種のグループの方が副反応の頻度が多く、程度も強い傾向があった。副反応の多くは軽度から中
程度であり、 1 週間程度で徐々に消失する(42)。これらの結果は、先行研究と同様の結果であ
った(42,62,63)。

15