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資料5-1~2 モメタゾンフランカルボン酸エステル水和物 (22 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000198111_00024.html |
出典情報 | 医療用から要指導・一般用への転用に関する評価検討会議(第26回 12/7)《厚生労働省》 |
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2.OTC とする際の留意事項、課題点について
「全身性ステロイド剤と比較し可能性は低いが、点鼻ステロイド
剤の投与により全身性の作用(クッシング症候群、クッシング様症
状、副腎皮質機能抑制、小児の成長遅延、骨密度の低下、白内障、
緑内障を含む)が発現する可能性がある。」と記載されているため
注意が必要である。
特に小児においては粘膜菲薄を考慮し、長期間投与とならないよ
う十分な配慮が必要である。また成人を含めて即効性のある薬剤で
はない旨を十分に周知して頻回投与を回避する(特に 12 歳未満の
小児には「各鼻腔に 1 噴霧ずつ 1 日 1 回」)指導も必要と考える。
1 回の処方量を最小限にし、漫然と使用しないことが重要である。
〔上記と判断した根拠〕
薬剤のリスクに関わる厚労省の成分情報等には、副作用として血
中コルチゾールの減少・増加、眼圧上昇等がみられたとの報告があ
る。バイオアベイラビリティが低い薬剤であっても長期間の投与に
よりこれらの副作用が発現するリスクがあり、ことに小児、高齢者
においては眼症状、全身症状に変化がないか十分に注意すべきであ
る。
3.その他
鼻づまり,鼻みず(鼻汁過多),くしゃみが花粉による季節性ア
レルギーによるものとは限らず、副鼻腔炎等に起因する場合もある
ため、症状が軽快しない場合には漫然と使用することなく耳鼻咽喉
科専門医への受診を促していただきたい。
備考
68 / 71
「全身性ステロイド剤と比較し可能性は低いが、点鼻ステロイド
剤の投与により全身性の作用(クッシング症候群、クッシング様症
状、副腎皮質機能抑制、小児の成長遅延、骨密度の低下、白内障、
緑内障を含む)が発現する可能性がある。」と記載されているため
注意が必要である。
特に小児においては粘膜菲薄を考慮し、長期間投与とならないよ
う十分な配慮が必要である。また成人を含めて即効性のある薬剤で
はない旨を十分に周知して頻回投与を回避する(特に 12 歳未満の
小児には「各鼻腔に 1 噴霧ずつ 1 日 1 回」)指導も必要と考える。
1 回の処方量を最小限にし、漫然と使用しないことが重要である。
〔上記と判断した根拠〕
薬剤のリスクに関わる厚労省の成分情報等には、副作用として血
中コルチゾールの減少・増加、眼圧上昇等がみられたとの報告があ
る。バイオアベイラビリティが低い薬剤であっても長期間の投与に
よりこれらの副作用が発現するリスクがあり、ことに小児、高齢者
においては眼症状、全身症状に変化がないか十分に注意すべきであ
る。
3.その他
鼻づまり,鼻みず(鼻汁過多),くしゃみが花粉による季節性ア
レルギーによるものとは限らず、副鼻腔炎等に起因する場合もある
ため、症状が軽快しない場合には漫然と使用することなく耳鼻咽喉
科専門医への受診を促していただきたい。
備考
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