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別紙1○先進医療Aに係る新規技術の科学的評価等について (6 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000205617_00067.html
出典情報 先進医療会議(第130回 3/7)《厚生労働省》
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先進医療会議事務局からの指摘事項に対する回答1
先進医療技術名:子宮腺筋症病巣除去術
令和 6 年 2 月 19 日
所属・氏名:東京大学医学部附属病院
廣田 泰
以下の点について検討し,必要に応じて関連書類についても修正してください.

1. 研究計画書について
1頁第3段落:「高周波切除器(高周波リング導子)を用いた」子宮腺筋症病巣除去術
が先進医療 A として 18 年間登録され、2,000 例以上の症例数を登録したにも関わらず、
その後中断に至った経緯について触れられておりません。そのため、なぜ今回の臨床研
究を先進医療Aとして実施するかが理解しにくいかと思います。
前述の先進医療Aが中断に至った経緯について簡潔にご記載ください。もし、記載しな
い理由があればご説明をお願いいたします。
【回答】
ご指摘の点に関して、1頁第3段落に下記を追記いたしました。
「しかしながら、令和 5 年 3 月 31 日をもって「高周波切除器を用いた子宮腺筋症核出術」は先進
医療 A から取り下げられた。これは、長期間先進医療 A として登録されていたにも関わらず、安全
性・有効性に関わる十分なエビデンスが示されなかったことや、子宮腺筋症の切除に用いるデバ
イスを「高周波切除器」と限定した形で保険収載を目指すことが本術式の国内での現状に即さな
かったことなどが理由として挙げられる。そこで、日本産科婦人科学会の協力を得た上で、保険
収載に足りうるエビデンスを構築するためのロードマップを再計画し、先進医療 A への再登録、保
険収載を目指すこととした。」

2. 研究計画書について
1頁第3段落:婦人科領域の手術については、子宮全摘術をはじめとして、子宮筋腫
核出術、子宮悪性腫瘍手術など、当初開腹手術で保険収載された術式が次第に腹腔鏡
手術にも拡大していった歴史がございます。現在、子宮腺筋症病巣除去術は開腹術でも
保険収載されていませんが、既に実臨床で実施され、また腹腔鏡下でも実施されており
ます。そこで、腹腔鏡下子宮腺筋症病巣除去術の現状等についても追記いただいた方
が望ましいと考えます。
【回答】
ご指摘の点に関して、1頁第4段落に下記を追記・改編いたしました。
「一部の国内医療施設では子宮腺筋症病巣除去術を腹腔鏡下に施行しており、海外ではロボッ
ト支援下手術として実施されている報告も散見される。一方で、安全性や有効性に関する報告は、
開腹手術と比べ腹腔鏡下手術やロボット支援下手術では少ないため、同等の手術と捉えてよいか
の議論は十分になされていない。今後の腹腔鏡下手術やロボット支援下手術に関する報告の増加

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