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ライフサイエンス研究の挑戦:-日本の研究力向上の鍵となる多様性の力-(倉永教授発表資料) (7 ページ)

公開元URL https://www.lifescience.mext.go.jp/2024/01/111060116.html
出典情報 科学技術・学術審議会 研究計画・評価分科会 ライフサイエンス委員会 (第111回 1/16)《文部科学省》
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い「硬い部分」と、常に変化を続けている「柔らかい部分」が存在していることが分かる。この「硬い部分」「柔ら
かい部分」を分類するために、サイエンスマップ 2010&2012 において、Sci-GEO チャート(Chart represents
geographical characteristics of Research Areas on Science Map)という概念を導入した(概要図表 18)。
Sci-GEO チャートでは、研究領域を継続性(時間軸)と他の研究領域との関与の強さ(空間軸)を用いて分
類する。具体的には概要図表 18 に示したように、過去のマップとの継続性がある場合、他の研究領域との関
与が強い「コンチネント型領域」、他の研究領域との関係が弱い「アイランド型領域」に分類する。また、過去の

サイエンスマップから研究領域を分類する “Sci-GEOチャート”
マップとの継続性がない場合、他の研究領域との関与が強い「ペニンシュラ型領域」、他の研究領域との関与
が弱い「スモールアイランド型領域」に分類する。

概要図表 18 Sci-GEO チャートによる研究領域の分類

スモールアイランド型
(小島)

・小規模領域
・最も領域数が多い(全体の約4割)
・入れ替わりが活発(短期間)
・3割がアイランド型へ移行
・1割がコンチネント型へ移行
・中規模領域

アイランド型
(島)

・領域数は全体の約2割
・入れ替わりが中程度
・4割がアイランド型で継続

Sci-GEOチャート
(Chart represents geographical characteristics of Research
Areas on Science Map)

サイエンスマップ

・1割がコンチネント型へ移行

ペニンシュラ型
(半島)

・領域数は全体の約2割
・入れ替わりが中程度
・1割がアイランド型へ移行
・5割がコンチネント型へ移行
・大規模領域
・領域数は全体の約2割
・入れ替わりが小規模
・2割弱がアイランド型へ移行
・6割弱がコンチネント型で継続

(出典)文部科学省 科学技術・学術政策研究所, サイエンスマップ2020, NISTEP REPORT No.196

コンチネント型
(大陸)

アイランド型
(島)

]

コンチネント型
(大陸)


サの 強
ペニンシュラ型
イ研
(半島)

エ究
ン領
ス域

ッと
プの
の関
空与
間 の 弱 スモールアイランド型
(小島)
軸強 い


[

・中規模領域

あり

なし
継続性
[時間軸]

7/21

19