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【資料1】「後発医薬品の安定供給等の実現に向けた産業構造のあり方に関する検討会」を踏まえた本会議の検討事項について➂ (23 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_40170.html
出典情報 医療用医薬品の安定確保策に関する関係者会議(第13回 5/10)《厚生労働省》
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過去の医薬品供給不安事例(一例)

第12回「医療用医薬品の安定確保策に
関する関係者会議」提出資料

• 過去の医薬品供給不安事例に対しては、出荷・増産要請や適正使用・適正流通の依頼等により対応を行ってきた。

プロポフォール
人工呼吸器導入時に
用いる麻酔薬

解熱鎮痛薬等
広汎に用いる
感染症対症療法薬

セファゾリン
注射剤
手術に必要不可欠な
抗菌薬
(特定重要物資)

事案の概要

主な対応

• 2021年、国内外における新型コロナウイルス感染症に
よる人工呼吸器を必要とする重症患者の増加に伴い、
麻酔薬として用いられるプロポフォールの需要が増加
し、限定出荷となる事態が発生
(2024年4月現在は解消)

• 製造販売業者等に対してプロポフォールの供給増加
や需給状況のモニタリング等を依頼

• 2022年、解熱鎮痛薬・鎮咳薬・去痰薬が限定出荷とな
る事態が発生(2024年4月現在も継続中)
• 2021年ー22年の新型コロナウイルス感染症等の流行に
伴う需要の増加がその背景にあると考えられる(外出
自粛に伴う医療ニーズ低下による需要減を踏まえ、企業が一部製
品の製造量を例年より減少させたこともその要因のひとつ)

• 2019年、セファゾリン注射剤が限定出荷となる事態が
発生
• 原薬原材料を製造する中国の製造所から原材料の出荷
が滞ったことや、その後の製造を行うイタリアの原薬
製造所から入荷した原薬に異物が検出されるといった
トラブルが生じたことが背景。また、全ての原薬の調
達が海外にのみ依存していたことも主要因の1つ

• 都道府県や関係団体に対し、①ICUでの使用及び緊
急対応が必要な手術での使用を優先すること ②代替
薬も含め買い込みは厳に控えることを依頼
• 企業への増産要請を行うとともに、製造支援を実施

• 薬価による下支え(不採算品再算定の特例)
• 医療機関に対し、初期から、長期処方を控えていただ
くことや、必要と判断した患者へ最少日数での処方に
努めていただく等の依頼
• 解熱鎮痛薬110番による在庫の偏在への対応
• 同種同効品の生産増強依頼

• 安定確保医薬品リストの作成、薬価による下支え
(基礎的医薬品の対象要件)
• セファゾリン等4品目について、経済安全保障推進
法に基づく特定重要物資に指定
• 原薬の国内製造体制の整備に係る助成(経済安全保
障推進法に基づく基金)
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