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【資料1-2-8】治療薬・治療法に関するガイドライン[529KB] (20 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_41225.html
出典情報 厚生科学審議会 感染症部会(第87回 7/17)《厚生労働省》
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第4章 治療法の確立について

国は、JIHS や関係学会等と連携し、必要に応じて、新型インフルエンザ
等の感染に伴う合併症や中長期的な予後を把握するとともに、リスク因子
の分析や、合併症に対する薬物療法、非薬物療法を含めた治療法等について
分析し、必要な研究を実施する。
これにより得られた知見については、国内外の最新の知見とともに診療
指針等に適宜反映するとともに、都道府県や医療機関、国民等に対して、ホ
ームページでの公表やポスター、リーフレットの作成等を通じて周知する。
参考:新型コロナウイルス感染症における診療指針策定までの経緯
厚生労働省の研究班により国内外の最新の知見を集約した「新型コロナウ
イルス感染症(COVID-19)診療の手引き」を 2020 年3月に発行した。また、
病原体の変異や新たな知見の集積等に伴い、2024 年4月までの間に 22 回にわ
たる改訂を行った。
新型コロナウイルス感染症のり患後症状とは、新型コロナウイルスり患
後に感染性は消失したにも関わらず、他に明らかな原因がなく、急性期から
持続する症状や、あるいは経過の途中から新たに、または再び生じて持続す
る症状全般をいう。今後発生する新型インフルエンザ等においても、新型コ
ロナウイルス感染症と同様にり患後症状が認められる可能性がある。その
ような場合には、医療従事者は、り患後症状について、最新の知見を参照し
ながら患者の診療にあたることが重要であり、国は、り患後症状に関する病
態、疫学、重症化リスク因子、検査や治療法等について、研究班等により策
定される診療指針に盛り込む。
参考:新型コロナウイルス感染症のり患後症状
けん

がいそう

かくたん

疲労感・倦怠感、関節痛、筋肉痛、咳嗽、喀痰、息切れ、胸痛、脱毛、記憶

障害、集中力低下、頭痛、抑うつ、嗅覚障害、味覚障害、動悸、下痢、腹痛、
睡眠障害、筋力低下 等
参考:新型コロナウイルス感染症のり患後症状の診療指針
新型コロナウイルス感染症のり患後症状について、実態把握や病態解明、検
査・治療法等の開発のため、令和2年度以降、厚生労働科学研究や AMED によ
る研究を推進した。その上で、患者が適切な医療を受けられる環境を整備する
ため、こうした研究等から得られた知見について、「新型コロナウイルス感染
症(COVID-19)診療の手引き 別冊 罹患後症状のマネジメント」に随時反映
させた。

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