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資料2-33       ワクチン接種後のアナフィラキシー報告一覧[1.4MB] (26 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/newpage_00106.html
出典情報 厚生科学審議会・薬事審議会(合同開催) 予防接種・ワクチン分科会副反応検討部会(第102回 7/29)医薬品等安全対策部会安全対策調査会(令和6年度第4回 7/29)(合同開催)《厚生労働省》
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その他の併用薬は報告されていない。

2024/01/20、以前からワクチンに対する恐怖感が強く、患者は診察室のベッドに座位で接種した。坐した体制
体勢で 9:30 に組換え沈降 9 価ヒトパピローマウイルス様粒子ワクチン(酵母由来)を左肩に接種した(前述)。
終わったと同時に目を見開き、正面を凝視したままベッドに横転し呼びかけに対し反応が消失(アナフィラキシ
ー、血管迷走神経反射(失神を伴うもの)が発現)。呼びかけを続けた所、10 秒程で反応があり、患者は直ぐに
呼びかけに対応できなくなった。気持ち悪い、恐い怖い、頭が痛い等不安症状を繰り返し呈した。呼吸も浅く、脈
も弱く、顔色不良、手指の冷感等があり、血圧:103/48、脈 55/分、酸素飽和度 100%と異常はなかったが、多
呼吸と不穏状態が続いて、手のしびれ等もみられた為、呼吸をゆっくりするようにと指示。血管を確保して、様子
を見ていたところ、落ち着かない様子で、血圧低下(89/31)、と徐脈 (45)、 酸素飽和度も測定不能となった為、
がみられたためアドレナリン(ボスミン)投与。吐気に吐気どめ使用。アドレナリン(ボスミン)投与、痺れも訴え
た。その後諸症状経験し、不穏状態が落ち着いた所で、1 時間後に K 病院に救急搬送された。血液検査、磁気
共鳴画像(MRI)検査して異常はなかった。血液酸素量から複合性局所疼痛症候群(CRPS)と考え、再接種しな
い(組換え沈降 9 価ヒトパピローマウイルス様粒子ワクチン(酵母由来)を投与中止)。(「直ぐに呼びかけに対応
できなくなる」、「怖い;不安;症状」、「落ち着かない」、「血圧低下」、「徐脈」、「吐気、気持ち悪い」、「痺れ」、
CRPS の疑いが発現)。
2024/01/22、患者は帰宅後回復した(「直ぐに呼びかけに対応できなくなる」、「怖い;不安症状」、「落ち着かな
い」、「血圧低下」、「徐脈」、「吐気、気持ち悪い」、「痺れ」、CRPS の疑いが回復)。

報告時点で、アナフィラキシー、血管迷走神経反射(失神を伴うもの)の転帰は不明。

組換え沈降 9 価ヒトパピローマウイルス様粒子ワクチン(酵母由来)のロット番号[X005059]は自社管理品であ
ることが確認された。;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;

(参考)事務局追記
2024/1/20 接種当日
2024/1/22 接種後 2 日
12

6 歳、女児。

2023 年 12 月 27 日(接種当日)
14:12 風邪も引いていなかった。おたふくかぜ生ワクチン(投与量:0.5 mL)(2 回目)、ミールビック(投与量:0.5
mL)(第 2 期 2 回目)を同時接種。
14:15(接種 3 分後)
嘔吐が出現。
その後嘔吐 3 回あり、その後意識消失し、上を向いて脱力した。
アナフィラキシーと判断し、ボスミン(投与量:0.15mg/日)筋注を行った。
その後は症状落ち着いた。
15:05(接種 53 分後)
加療目的に報告施設小児科へ搬送。
バイタルサインは安定していたがアナフィラキシーとして、入院経過観察とした。
アタラックス P(投与量:20mg/日)、ソル・コーテフ(投与量:150mg/日)、ファモチジン(投与量:10mg/日)静注し、モ
ニタリング。

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