よむ、つかう、まなぶ。

MC plus(エムシープラス)は、診療報酬・介護報酬改定関連のニュース、

資料、研修などをパッケージした総合メディアです。


資料2-33       ワクチン接種後のアナフィラキシー報告一覧[1.4MB] (6 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/newpage_00106.html
出典情報 厚生科学審議会・薬事審議会(合同開催) 予防接種・ワクチン分科会副反応検討部会(第102回 7/29)医薬品等安全対策部会安全対策調査会(令和6年度第4回 7/29)(合同開催)《厚生労働省》
低解像度画像をダウンロード

資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。

別紙1
医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律に基づく
製造販売業者からの副反応疑い報告状況について
ワクチン接種後のアナフィラキシーが疑われる症例(症例経過)
症例 No.

症例経過

1

医師より、18 歳女性患者の情報を入手。

患者には原疾患/合併症、既往歴がなかった。
医薬品又は食事摂取によるアレルギー歴はなかった。
妊娠:無
子宮頸がん予防のため、組換え沈降 9 価ヒトパピローマウイルス様粒子ワクチン(酵母由来)注射剤(シルガー
ド 9 水性懸濁筋注シリンジ)を 2023/08/07 に 1 回目筋肉内接種した(ロット番号:W039880、接種量:0.5mL、接
種部位:左上腕)。
その他の併用薬は報告されていない。

2023/08/07、10:20、組換え沈降 9 価ヒトパピローマウイルス様粒子ワクチン(酵母由来)1 回目接種した(前
述)。10:23(ワクチン接種の 3 分後)、気分不良、顔面蒼白、立位不可(自身だけでは歩けず・本人的には少し覚
えていない部分もあった)(「アナフィラキシー;血圧低下」が発現)、自動血圧計測定不可であった。突然の発症
状況であった。微候及び症状の急速な進行であった。10:26、循環器系症状として、測定された血圧低下、血圧
値:収縮期血圧:80mmHg、拡張期血圧:40mmHg であった。患者の血圧低下、顔も真っ青になった。10:29、低血
圧認め、やや意識混だくあり、アドレナリン(ボスミン)0.3mg を右大腿筋肉内に注射投与、収縮期血
圧:96mmHg、拡張期血圧:57 mmHg、心拍 59。10:31、収縮期血圧:91mmHg、拡張期血圧:53 mmHg。10:36、収縮
期血圧:107mmHg、拡張期血圧:58 mmHg。11:02、収縮期血圧:112mmHg、拡張期血圧:64 mmHg。11:25、座位可
能。座位で異常なかった。11:40、歩行可能、顔色改善のため帰宅した。「アナフィラキシー;血圧低下」は回復。
経過中は意識あった。
2023/08、患者母と相談し、2 回目接種はしないと決定(組換え沈降 9 価ヒトパピローマウイルス様粒子ワクチン
(酵母由来)を中止)。
2023(日付不明)、アナフィラキシーのブライトン分類判定の結果、カテゴリー(2)レベル 2 であった。
日付不明、ブライトン分類判定アルゴリズムの結果、アナフィラキシーはカテゴリー(1)レベル 1 であった。心因性
反応あるいは迷走神経反射の可能性があった。

組換え沈降 9 価ヒトパピローマウイルス様粒子ワクチン(酵母由来)のロット番号[W039880]は自社管理品であ
る;ことが確認された。;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;

(参考)事務局追記
2023//8/7 接種当日
6

* 症例は在胎 30 週 4 日、出生体重 1314g の男児。先天異常や中枢神経系の合併はなかった。

当院の新生児集中治療室に入院し、初回のパリビズマブ筋肉内注射を受けた後、良好な経過で日齢 54 に退

1