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介護福祉士国家試験パート合格の導入の在り方について(案) (12 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_43573.html
出典情報 介護福祉士国家試験パート合格の導入に関する検討会(第3回 9/11)《厚生労働省》
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運営面への配慮



パート合格の導入により、試験当日の運営業務の見直しも必要となるが、
運営業務の見直しにより、国家試験当日の受験者に著しい混乱が生ずること
は避ける必要がある。



パート合格に関する周知期間等を考慮すると、令和8年1月に実施するこ
とが想定される第 38 回国家試験より導入することが妥当である。



国家試験受験当日の運営として、受験者にとって負担が増加しないように、
午前中にAパート試験、午後にB・Cパート試験、Bパート試験、Cパート
試験(同一時刻開始)を実施する方法が考えられる。この方法により、Bパ
ートのみ、Cパートのみの受験者は、試験時間終了後、B・Cパートの受験
者への影響がないよう形で、速やかに試験会場から退出することができる。
また、これにより、会場借料、人件費等の運営経費の増加を一定程度に抑え
ることもできる。(別紙2参照)



受験手数料は、現在 18,380 円で、実費を勘案して定められている。パー
ト合格の導入後、会場借料、人件費等の運営経費について一定の増加が見込
まれるが、上述のような効率的な試験運営を行うこと等を通じて経費の増加
を抑えることができることから、パート合格の導入に起因した受験手数料の
改定は行わないことが望ましい。
また、全てのパートを受験した場合と一部のパートのみを受験した場合を
比較した際に、事務手続き(受験申込から合格証発出)の内容に大きく影響
を及ぼすことはないと考えられることから、実費を勘案して定める受験手数
料については一律の金額とすることが望ましい。



なお、試験運営については、例えば、現在行われているふりがな付き問題
用紙を希望等した受験者に対して、ふりがな付き問題用紙だけでなく、一般
用問題用紙も配布を行っている取扱いを改める等、効率的な運営という観点
から見直しが可能な部分がないか検討し、必要な見直しを進めることが適当
である。



導入にあたっては、社会福祉士及び介護福祉士法に基づく指定試験機関と
して国家試験を運営する試験センターと、引き続き十分な調整を行うことが
不可欠である。



以上を踏まえ、運営面への配慮として、以下のとおり提言する。
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