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介護福祉士国家試験パート合格の導入の在り方について(案) (9 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_43573.html
出典情報 介護福祉士国家試験パート合格の導入に関する検討会(第3回 9/11)《厚生労働省》
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分割パターン



国家試験科目をパート分割する際には、受験のための学習への取り組み
易さ、受験者の利便性の両側面から受験しやすい仕組みである必要がある
ことを踏まえ、各科目の出題数や学習における科目のつながり等を踏まえな
がらパート分けを行うことが最も妥当である。



パート分けの候補として2分割、3分割、4分割が考えられるが、受験の
ための学習への取り組み易さを確保しつつ、受験者の利便性・運営面の負担
を考慮すると、再受験のための学習時に注力すべき科目の特定が容易であり、
運営面でも負担が少ない、3分割が適当である。



具体的には、領域のまとまりも考慮の上、Aパートは、介護の理念や考え
方、制度に関する知識と具体的な技術を問う科目、Bパートは、身体の構造
や機能、介護の対象者が抱える疾病や障害の理解を問う科目、Cパートは、
知識や技術を具体的な支援場面や特定の事例に適用させる科目でそれぞれ
構成する。その上で、現行の試験では、
「人間の尊厳と自立」と「介護の基本」、
「人間関係とコミュニケーション」と「コミュニケーション技術」が同じ科
目群でありながら、午前と午後に分かれて実施しているが、学習のつながり
を踏まえ、同じパートにすることが適切である。
(別紙1参照)



このように各パートはそれぞれ一定のまとまりがあるものと整理でき、ま
た、各パートに基本形式の問題だけでなく、事例問題が含まれていることな
どから、各パート間でのバランスがとれたものとなる。問題数でみると、
「介
護過程」と「総合問題」で構成されるCパートが合計 20 問となり、他の
パートより少なくなるが、科目の特性により事例問題が多くなることから、
解答にかかる時間は他のパートと大きな差異はないと考えられる。



パート内の科目の並び順(試験における出題順)については、介護福祉士
養成課程の領域を基本としつつ、基本的な知識から実践としての知識・技術
という学習の流れを考慮する。



以上を踏まえ、分割パターンについて、以下のとおり提言する。

【提言】
受験のための学習への取り組み易さを確保しつつ、受験者の利便性・運
営面の負担も考慮する観点から、再受験のための学習時に注力すべき科目
の特定が容易であると考えられる別紙1の分割パターンの考え方による3
分割が適当である。

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