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介護福祉士国家試験パート合格の導入の在り方について(案) (13 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_43573.html
出典情報 介護福祉士国家試験パート合格の導入に関する検討会(第3回 9/11)《厚生労働省》
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【提言】
パート合格は、令和8年1月実施予定の第 38 回介護福祉士国家試験より
導入することが妥当である。導入にあたって、試験センターと引き続き十分
な調整を行うことが求められる。



パート合格導入により期待される効果



パート合格を、国家試験の受験者が、自身の状況に応じて学習を進めて、
国家試験を受験しやすくなる仕組みとして導入することで、介護福祉士を目
指す受験者をより多く確保することが期待される。



具体的には、例えば、国家試験を1回の受験で合格しなければならないと
いう負担を感じている受験者にとっては、パート合格の導入により、学習の
継続や受験への意欲の維持に資するものとなることが期待される。



3つのパートは、介護福祉士養成課程の領域と学習のしやすさを考慮して
おり、知識と技術のパート、身体の構造や機能、介護の対象者が抱える疾病
や障害の理解を問うパート、それらの知識・技術を特定の支援場面や事例に
おいて適用する「介護過程」と「総合問題」のパートと整理することができ
る。これまでよりも、教育の課程においてそれぞれの位置づけをより明確に
しながら教育しやすくなると考えられる。実務者研修における教育について
も、それぞれのパートのまとまりの考え方を意識した教育が行われることが
期待される。



これらの効果が出現すれば、専門性の高い介護福祉士が確保され、質の高
い介護サービスが安定的に提供されることにつながるなど介護福祉全体の
質をあげることに寄与するととともに、介護福祉士の専門性を次の世代へ継
承していくことにつながると考えられる。

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