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資料2 新たな地域医療構想について(入院医療、在宅医療、構想区域等) (24 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_43955.html |
出典情報 | 新たな地域医療構想等に関する検討会(第9回 9/30)《厚生労働省》 |
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回復期医療について(案)①
• 高齢者において、入院早期からの離床やリハビリテーション、早期の退院により、身体活動を増加させることが重要。
• 現行の病床機能報告の【回復期】は、急性期を経過した患者への在宅復帰に向けた医療やリハビリテーションを提供する
機能、特に、急性期を経過した脳血管疾患や大腿骨頸部骨折等の患者に対し、ADLの向上や在宅復帰を目的としたリハ
ビリテーションを集中的に提供する機能と定義。
• 急性期の患者の多くは家庭に退院し、回復期等の療養のため、他の病院・診療所に転院する患者は6~8%程度。在宅医
療や外来医療を含め「治し、支える」医療を目指す中、急性期の治療後の速やかな在宅復帰が重要。
• 回復期を担う主な病床は、集中的にリハビリテーションを行うため、複数のリハビリ専門職の専従が求められる回復期リ
ハビリテーション病棟(回リハ病棟)と、急性期を経過した患者の受入とともに、在宅で療養を行っている患者等の対応
を行う地域包括ケア病棟(地ケア病棟)が存在。
• 回リハ病棟と地ケア病棟の合計病床数は人口規模別の地域による違いは見られないが、地ケア病棟は人口の少ない地域ほ
ど人口あたり病床数が多くなる傾向、回リハ病棟は人口の多い地域ほど人口あたり病床数が多くなる傾向。
• 回リハ病棟と地ケア病棟とも、入院患者の半数以上が80歳以上。
• 回リハ病棟は、大腿骨近位部の骨折、脳卒中、胸腰椎の骨折、膝関節症等の疾患が多い。地ケア病棟は、高齢者救急に関
連する肺炎等や、白内障等の予定手術のほか、大腿骨近位部の骨折や腰椎の骨折等、回リハ病棟で見られる疾患の患者も
入院。回リハ病棟と地ケア病棟には介護が必要な認知症高齢者が一定数入院。
• 回リハ病棟と地ケア病棟の平均在院日数について、回リハ病棟の在院日数が30日程度長い。回リハ病棟と地ケア病棟にお
いて、同じ疾患で、回リハ病棟の在院日数が長い。
• 回リハ病棟の中には、一般の急性期病院より死亡率が高い病棟が存在する。一部の病棟では、集中的なリハビリにより在
宅に復帰できないような重症な患者を含めて受け入れている場合もあると考えられる。
• 胸腰椎の骨折は、2週間程度の安静臥床により侵襲的治療の必要性を減じたとの報告もある。胸腰椎の骨折について、回
リハ病棟は50日程度、地ケア病棟は30日程度の在院日数。
• 地ケア病棟について、診察が頻繁に必要ではない患者が入院している場合がある。
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• 高齢者において、入院早期からの離床やリハビリテーション、早期の退院により、身体活動を増加させることが重要。
• 現行の病床機能報告の【回復期】は、急性期を経過した患者への在宅復帰に向けた医療やリハビリテーションを提供する
機能、特に、急性期を経過した脳血管疾患や大腿骨頸部骨折等の患者に対し、ADLの向上や在宅復帰を目的としたリハ
ビリテーションを集中的に提供する機能と定義。
• 急性期の患者の多くは家庭に退院し、回復期等の療養のため、他の病院・診療所に転院する患者は6~8%程度。在宅医
療や外来医療を含め「治し、支える」医療を目指す中、急性期の治療後の速やかな在宅復帰が重要。
• 回復期を担う主な病床は、集中的にリハビリテーションを行うため、複数のリハビリ専門職の専従が求められる回復期リ
ハビリテーション病棟(回リハ病棟)と、急性期を経過した患者の受入とともに、在宅で療養を行っている患者等の対応
を行う地域包括ケア病棟(地ケア病棟)が存在。
• 回リハ病棟と地ケア病棟の合計病床数は人口規模別の地域による違いは見られないが、地ケア病棟は人口の少ない地域ほ
ど人口あたり病床数が多くなる傾向、回リハ病棟は人口の多い地域ほど人口あたり病床数が多くなる傾向。
• 回リハ病棟と地ケア病棟とも、入院患者の半数以上が80歳以上。
• 回リハ病棟は、大腿骨近位部の骨折、脳卒中、胸腰椎の骨折、膝関節症等の疾患が多い。地ケア病棟は、高齢者救急に関
連する肺炎等や、白内障等の予定手術のほか、大腿骨近位部の骨折や腰椎の骨折等、回リハ病棟で見られる疾患の患者も
入院。回リハ病棟と地ケア病棟には介護が必要な認知症高齢者が一定数入院。
• 回リハ病棟と地ケア病棟の平均在院日数について、回リハ病棟の在院日数が30日程度長い。回リハ病棟と地ケア病棟にお
いて、同じ疾患で、回リハ病棟の在院日数が長い。
• 回リハ病棟の中には、一般の急性期病院より死亡率が高い病棟が存在する。一部の病棟では、集中的なリハビリにより在
宅に復帰できないような重症な患者を含めて受け入れている場合もあると考えられる。
• 胸腰椎の骨折は、2週間程度の安静臥床により侵襲的治療の必要性を減じたとの報告もある。胸腰椎の骨折について、回
リハ病棟は50日程度、地ケア病棟は30日程度の在院日数。
• 地ケア病棟について、診察が頻繁に必要ではない患者が入院している場合がある。
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