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資料2 大学附属病院本院の現状等及び大学附属病院本院の特定機能病院としての取扱い上の論点等 (13 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_43385.html
出典情報 特定機能病院及び地域医療支援病院のあり方に関する検討会(第22回 11/27)《厚生労働省》
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前回(第21回:令和6年8月20日開催)の指摘事項等について②
(研修(教育)/医師派遣)


医師派遣と医師の養成教育を一体的に行うことが重要で、そのような点を評価する視点も重要では
ないか。(地域枠や自治医大等の医師の専門性涵養を含めた教育・育成と一体的な配置の重要性等を
含む。)また、複数の大学病院から派遣のある地域では、連携上の課題が散見されるため、連携した
派遣・医師配置の観点も重要ではないか。
この観点においても地域医療構想との関連・連携が重要な論点ではないか。



教育の観点では、大学附属病院本院と分院は役割が大きく異なるため、分けた議論を行うことは重
要である。



臨床研修や選択する医師が多い分野の専攻医は、一般病院でも受け入れられているが、数が少ない
分野の専門研修プログラムは、大学附属病院本院の役割が大きく、県によっては、当該県唯一のプロ
グラムを大学附属病院本院が提供している場合もあり、そのような少数分野にとっても専門性の観点
が重要ではないか。



医師多数県に所在する大学附属病院本院であっても、診療科によっては(医師等が十分ではなく)
派遣できないところもある。

(医療の開発・評価(研究))


大学附属病院本院の特徴として、幅広い領域における研究業績、論文発表実績等があるという点も
重要で、そういった幅の広さを評価する観点も重要ではないか。また、(一部過度なものも含む)商
業的なジャーナルも増えている中で、(それらにもインパクトファクター等で一定の外部評価がある
中)どのような業績を評価するかは検討が必要ではないか。その中で、Original ArticleやCase
Report等のそれぞれの実績割合等をしっかり検証することも重要ではないか。また、小さな研究を
しっかり行うことで、人材育成にもつながるといった観点も重要ではないか。

(医療安全)


医療安全の観点でも、大学附属病院本院内だけでなく、地域の医師の育成、支援、場合によっては
再教育のような取り組みも必要な可能性がある。
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