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資料2 大学附属病院本院の現状等及び大学附属病院本院の特定機能病院としての取扱い上の論点等 (77 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_43385.html
出典情報 特定機能病院及び地域医療支援病院のあり方に関する検討会(第22回 11/27)《厚生労働省》
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全体を通した論点等(案)


大学附属病院本院は、医療・研究・教育・医療安全をいずれも高度に行っており、さらに対象疾患
は幅広い。また、医学生等の卒前教育やそこから連続する卒後教育の流れも踏まえた医師派遣機能を
担っており、幅広い領域を網羅するためにコスト、手間もかかっている。これらを踏まえ、大学附属
病院本院全体について、他の一般病院とは異なるものとして、特定機能病院としてのあり方を検討す
ることとされた。



大学附属病院本院それぞれの医療、研究、教育、医師派遣等の実績を鑑みると、実績にはばらつき
があり、一部、実績が低調となっているものも存在する。その際、地理的条件を鑑みた場合であって
も、(例えば都市部において)実績が低調となっている場合もある一方、地方部や医師少数都道府県
である等、一定の前提条件等により、研究等よりも医療提供や医師派遣等に資源を割かざるを得ない
と考えられるケースも存在する。



同じ大学附属病院本院同士で比較したとしても、例えば、都市部と地方部では特定機能病院として
果たしている機能が異なっているのではないかという指摘があったところ、大学附属病院本院の中を
異なる類型に分けることも含めて、検討を深めていってはどうか。



また、これまで、定量的な要件として、医療においては先進医療の実績等、研究においては査読付
き英語論文の本数、教育については研修医の人数が定められているところ、大学附属病本院の実態や
これまでの指摘等を踏まえ、これらの要件を含めて、適宜見直していってはどうか。

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