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資料2 大学附属病院本院の現状等及び大学附属病院本院の特定機能病院としての取扱い上の論点等 (63 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_43385.html
出典情報 特定機能病院及び地域医療支援病院のあり方に関する検討会(第22回 11/27)《厚生労働省》
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大学附属病院本院における医療の開発・評価(研究)についての論点(案)


地方部等においてのみならず都市部においても論文発表等の実績が低調となっている大学附属病院
がある。(また、必ずしも、医師派遣等とトレードオフになっていないことがある)



研究実績のみならず、研究を支える体制(CRC,倫理体制等を含む)についても重要であるという指
摘がある。



論文発表実績として、Case ReportやLetter等もOriginal articleと同等の評価とするか検討すべきで
あるという指摘がある。また、筆頭著者としての論文発表に至らずとも、体制の整った臨床研究への
参画・貢献等を行っている大学附属病院本院があるという指摘やそのような研究を含めた研究を一定
程度実施することで、教育等の体制強化にも効果があるという指摘もある。



また、現在、臨床研究法・特定臨床研究の枠組みやJRCTのような治験以外の臨床研究によるエビデ
ンス創出・臨床研究登録の枠組みが一定程度定着してきている一方で、医薬品・医療機器に関する研
究以外の臨床研究(臨床所見や手術・手技に関するもの等)はこれらの枠組みの主な対象とはされて
おらず、実績把握の体制には差異がある。



特定機能病院としての大学附属病院に求められる医療の開発・評価(研究)をどのように考えるか。



特に、 Case ReportやLetter等も、Original articleと同等の評価とされていることを含め、論文実績
の内容(質を含む)について、どのように具体的なものを求めるか。また、筆頭著者としての論文実績
以外の内容(CRC、ARO、倫理審査等の体制や国際共同治験を含む多施設共同研究等への貢献等が筆
頭以外の著者として評価されている場合等を含む)について、承認要件を含めて大学附属病院本院に求
めるものをどのように考えるか。



特に、地方部において、教育や医師派遣等により資源を割かざるを得ない状況を踏まえ、それらの実
態に即して、求める研究等をどのように考えるか。

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