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資料1 令和6年度事業の中間報告について (39 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_46575.html
出典情報 高齢者医薬品適正使用検討会(第19回 12/11)《厚生労働省》
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まとめ
①処方薬剤数
• ほとんどの個人属性で処方薬剤種類数が6種類以上の者が半数以上を占めていた。ただし、処方
期間を考慮できない等の理由により、やや過大評価されている可能性がある(東京都での検討で
は 5種類以上が約40%。Ishizaki T et al. Geriatric Gerontol Int, 2020 ) 。
• また、受診医療機関が2つ以上になると、処方薬剤数は2~3種類多くなり、6種類以上の薬剤
を処方される患者の割合が20~30%高かった。
→薬物治療の全体像の把握に努め、一元管理することがポリファーマシー対策の重要な
観点の1つとなり得る。
②抗コリン薬
• 要介護度3~5、在宅療養者、特養入所者の10%以上が総抗コリン薬負荷が3以上であった。
③薬剤起因性老年症候群の原因薬
• 薬剤起因性老年症候群の原因となり得る薬剤に関して、処方割合の高い個人属性や薬剤、処
方割合の差が大きな属性分類(介護度、療養環境)が明らかとなった。
→今後属性に応じた注意すべき薬剤等を整理し、ポリファーマシー状況の改善を測る
指標を検討する。

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