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令和6年度 全国厚生労働関係部局長会議(医薬局) (33 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/content/10200000/001391540.pdf
出典情報 令和6年度 全国厚生労働関係部局長会議 医薬局(2/7)《厚生労働省》
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医薬局監視指導・麻薬対策課
(内線2770)

GMP管理体制強化等事業
令和7年度概算要求額 1.6億円(69百万円)※()内は前年度当初予算額
1 事業の目的




令和2年度に、後発医薬品メーカーにおいて、製造工程中における薬物混入などの重大な違反行為が発覚。健康被害の発生のほか、製
品回収や業務停止処分による出荷停止が行われるなど、医療現場に大きな混乱が発生し、医薬品の品質に対する信頼回復が急務となっ
た。現時点においても、依然として行政処分事例が発生している。


当該事案では、製造記録の二重帳簿の作成や品質試験結果のねつ造など、発見が困難な法令違反が行われており、現在の行政におけるGMP(医薬品の製造管理及び品質管理に関
する基準)の査察体制では十分対応できていない実態が明らかになっている。



第三者委員会等による調査の結果、原因の一つとして、企業における製造管理及び品質管理に対する意識の低下が指摘されている。



国と都道府県の薬事監視の情報共有を含めた連携体制が必ずしも十分に整備されているとは言いがたいことも指摘されている。

医薬品医療機器総合機構(PMDA)及び都道府県の調査員の調査能力向上及び均てん化を進め、巧妙な法令違反行為を発見できるよう
にするとともに、医薬品メーカーにおける製品品質確保やGMP適合性遵守に関するコンプライアンスを向上させることを目的とする。

2 事業の概要・スキーム、3 実施主体等
⚫ 国内のGMP査察能力を向上させるため、調査員の教育訓練や都道府県による査察への同行等による知識共有、製造管理等に係る最新技
術の情報収集、海外規制当局との情報交換などを行うとともに、PMDAの調査員及び外部専門人材の確保を行う。加えて、製造業者の
役員、従業員に加え、製造業者を管理監督する製造販売業者や都道府県職員等、 GMPに関する全ての関係者を対象とした講習会を開催
(令和4年度~)。GMPに関する講習会の回数を増やし、医薬品メーカーにおける品質確保等に係るコンプライアンス意識や品質文化
(クオリティ・カルチャー)の更なる醸成等を図る。【令和7年度拡充】
⚫ 国と都道府県の薬事監視の速やかな情報共有を含めた連携体制を整備し、薬事監視の質的な向上を図るため、全国のGMP調査における
不備事項を収集・分析等する体制を構築。都道府県の調査水準の向上及び均てん化を図るとともに、業界に実践的な啓発活動を行う
(令和6年度~)。
⚫ GM P 調査 に お け る不備事項の 収集 ・分析 や無 通告立 入検 査の 実施に 重要 な
製 造 管 理 ・ 品 質 管理上リスク の高 い製 造所の 抽出 作業を シス テム 化 し、
迅速化を図るとともに、複雑 な分 析を 可能と する 。【令和7年度拡 充】
実施主体等
PMDA、補助率:10/10

事業実績

厚生労働省

P M D A に よ る 都 道 府 県 G M P 調 査 体 制 へ の支 援 ( 令 和 5 年 度 )
・都道府県GMP調査への同行:2件
・都道府県GMP調査員への研修機会の提供:延べ281人 等

調査員・外部専門人材の確保
全国のGMP調査において判明した
不備事項の収集・分析、システム化
情報交換

補助

教育訓練・調査
の均てん化等

海外規制当局
都道府県等

情報の共有

PMDA

法令遵守の啓発

製薬業界

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