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参考資料2_第1~11回検討会の主な意見 (47 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_53950.html
出典情報 薬局・薬剤師の機能強化等に関する検討会(第13回 3/10)《厚生労働省》
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くれる専門家がいない場合にどうしても対応できない場合に、何もしないことが適切な
対応になるのかというと、そうでもないということになると思われ、一定程度特例の検
討を考えていかざるを得ないのではないかと考えている。
14.医療体制の関係でも、看護師も含めてリソースを考えていく中で、さらにリソースが足
りないときに、どのようにして医薬品のアクセスを確保していくか。ただ、あまりへき
地・離島のほうにそういうものをたくさん置いてしまっては、薬剤の有効活用につなが
らないということもあると思うので、こういった中で現実的にどういう対策がとれるの
かを、検討していかなければいけないのではないか。
15.具体的にどのような対応が考えられるのかということについて、無薬局地域であっても
関係機関、職種の連携が密であるところは、二次医療圏という範囲の中できちんと薬剤
提供ができているのが大体であると思う。中には 30km 以上離れたところに行っていると
か、高速道路で行っているという事例もあった。また、薬剤提供とは違うが、行政から
の依頼で無薬局地区であっても、隣の薬剤師会や薬局が相談会や講演会、コロナの時期
であれば、抗原検査所の開設といった事例もあった。自治体立の薬局を計画していると
いうのもどうやらあるということも聞こえてきている。豪雪地域においては、冬季だけ
は独居の高齢者は介護施設に数か月入ってもらうという事例があって、そこで薬剤提供
が賄われている。このように地域でいろいろな工夫をしていて対応していることがわか
ったので、好事例を横展開していくことが必要。

第 11 回薬局・薬剤師の機能強化等に関する検討会における主なご意見
議題1:前回の意見について
1. 前回の検討会での発言ではないかもしれないが、医療のリソースが少ない地域では、大
規模な薬局チェーン薬局において、地域で個別に、全体の指揮系統から離れる、または
大分権利を付与して、その地域の医療提供体制に協力するような、地区ごとの交流のよ
うなものがあるとよい、といった趣旨の発言があったと思うので追記いただきたい。
議題2:在宅医療における薬剤提供のあり方について
【好事例について】
1. 自分の経験で申し上げると、横須賀市の医師会で在宅医療を担当したときに、横須賀市
役所の地域医療推進課(当時)と医師会が両輪になって、いろいろな講演会を実施した。
一番大きかったことは、集まって顔が見える関係をつくることであったと思う。全国に
いろいろな地域があるので、必ずしも二次医療圏が在宅診療の範囲と一致するとは限ら
ないが、ある程度、そういった人の交流がある中で、行政が旗振り役になって集めてい
ただくと、結構人が集まりやすい。そういった意味では、行政に旗振り役になっていた
だいて、関係職種を集めていただいて、顔が見える関係をつくっていく、または、もう
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