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参考資料2_第1~11回検討会の主な意見 (50 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_53950.html
出典情報 薬局・薬剤師の機能強化等に関する検討会(第13回 3/10)《厚生労働省》
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連携体制の構築が、まずは必要になってくるのではないかと思う。
12.医薬品提供体制の構築については、地域医療構想調整会議等で検討されるといいと思わ
れるが、なかなか医薬品提供体制に関わる議題までは出てこないことが多く、それであ
れば、自治体を中心とした協議会や連絡会議のようなところで検討されることがいいの
ではないかと考えている。地域での医薬品提供体制の構築の重要性が浸透していけば、
地域ケア会議、サービス担当者会議の中でも、話題に出てくる機会は増えてくるのでは
ないかと思う。
13.地域でも、首長が入るような意見交換会や住み続けたいまちづくりのような会議があっ
て、そういうところで話題が出ることもあるが、今のところはそこから先に進んでいな
いという現状もある。そういう意味では、まだ進行形なので、好事例ではないかもしれ
ないが、何かあったときに備えて予備の薬を置くようなことを勧めていて、定期薬であ
っても多めに置いておくということは常に行っている。これに関しては、地域の薬局薬
剤師にも御相談して、受診の早めの推奨の声をかけるようになってきている。
14.新型コロナウイルスのまん延については本当に緊急事態であったわけであり、施設内で
集団コロナが発生したときに非常に大変な思いをした。訪問看護ステーションの一人と
して施設にずっと入り込んで支援をしたことがあるが、そういうときには、脱水の患者
が非常に多く、外に出ることもできない、医師をそこに呼ぶこともできない状況の中で、
一時的に、点滴等を預かって、特定行為ができる、脱水と点滴の必要性の判断ができる
看護師と、医師が、電話や LINE を使用して本当に報告をまめにしながら実際に行ってい
って、脱水を回避したということもあった。現在の状況の中でそれが通用するかどうか
は分からないが、そういうことも踏まえて、SNS でやり取りをして、まめに電話で医師と
やり取りしたことがある。私のいる市内では、ICT を進めていこうということがやっと
始まったところであり、その中で、ストック情報やフロー情報をつくり上げていくとき
に、誰がどのように入ってどのようなものをつくっていくと市民にとって一番いいか、
情報が入ることでみんなが困らないかということを、医師や看護師だけでなく、ヘルパ
ー、病院のソーシャルワーカー、行政も入りながらやっているところである。過去にそ
ういう緊急事態だったことで、これからのまちづくりにおいて薬や通院のことも情報と
して入ってくると思われる。これにより、今後の好事例につながるのではないかと思っ
ている。
15.ICT 化に関してシステム構築に費用がかかる。このため、使用の判断は都道府県でいい
が、国として統一システムの導入を検討いただきたい。これにより、活用しようとした
ときに一からつくる必要がなくなり、速やかに導入できると考えられる。特に都道府県
の県境の場合、県ごとにシステムが異なり、システム整備が大変になってくる場合があ
るので、このようなシステムの構築・推進に関しては、できれば全国一律で運用できる
ような形にしていただきたい。
16.好事例の横展開は非常に難しいところがあり、在宅医療においては、100 人の在宅患者
がいれば、100 例が個々の事例として、全く違うということを念頭に置いて議論をしな
ければいけない。好事例の横展開と言っても、1人の患者の事例が他の事例に合うとい
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