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参考資料2_第1~11回検討会の主な意見 (55 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_53950.html
出典情報 薬局・薬剤師の機能強化等に関する検討会(第13回 3/10)《厚生労働省》
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体の中でどのようにセーフティーネットを作っていくのかということが非常に大事で、
そのことを議論すべきである。
37.在宅医療は非常にお金がかかる場合が多いが、医療資源がそこに投入できないというこ
とがあるので、無駄なこともいろいろあるということを理解する必要がある。そうしな
いと、ただ特例的な対応をしなければいけないような感覚になってしまう。すべてが特
例的な対応に近いことになってしまうのが在宅医療であることをよく理解すべきである。
実際に事例を集めてみると、それほど大きなことがない。これは、関係者が一生懸命患
者を守るという感覚の中で見ているので、本当に大きな不都合は起こってこない。もし
不都合が起こるのだったら、在宅はそこで終わりで、そこで搬送しなければいけないと
いう状況ということを、しっかりと認識しなければいけない。
38.在宅医療の中の薬剤の使い方に関して、認知の方、老々介護の場合で、日々、困ってい
る。もし、薬剤の供給以上のことまで今回のこの検討会で検討していただけるのであれ
ば非常にありがたい。
議題3:専門医療機関連携薬局について
1. 専門家へのヒアリングは実施していただいて、本当に必要な領域があれば、そういった
ことを専門にする薬局も出てくることで、差別化を図っていけるのではないか。ただ、
専門医療機関連携薬局の数はまだ約 200 であり、地域によっては物すごく少ない。一般
的に、患者が、例えば、かかりつけで診てもらっていて、本当に専門的な病院が必要に
なったときはかかりつけから紹介してもらうわけだが、薬局の場合、どこの薬局が専門
性を持っているかということが分からないときに、認定薬局を紹介してもらうという発
想はあまりないように思う。認定薬局というものがあるので、ぜひそのような発想も薬
局に持っていただきたい。専門分野の領域を広げていくのであれば、例えば、どこが小
児のことに強い薬局なのか、HIV に強いのかということも、患者が探すよりは紹介して
もらえるほうが安心できると思う。
2. がん以外の他の領域についても検討いただきたい。がんでも、まだ 200 ちょっとであり、
全国的なレベルで見ると、偏っている。各県にがんの専門の拠点となる病院があるが、
患者数に応じたがん専門の認定薬局はすべからくあるべきであると認識している。
3. 小児においては、実際のところは、小児の専門の病院、こども病院の周辺で薬局が工夫
して対応しているということがある。小児の場合は、分量も非常に微細なところを扱わ
なければならず、小児の中でも、小児の慢性疾患、がん等もあり、いろいろな工夫をし
ながら対応している。面でなかなか対応できないわけですから、地域限定になろうかと
思う。そのこども病院の周辺でそのような専門が1個あって、そういう専門薬局が、機
能として、患者の近くの薬局と連携していくということができる仕組みをつくっていた
だきたい。他の疾患に対してもあるが、特に小児において必要であり、配慮いただきた
い。
4. 関係者のヒアリングにおいて、患者を含めて、地域のニーズとして何が求められている
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