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資料3 日本癌治療学会 提出資料 (19 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_55468.html |
出典情報 | がん診療提供体制のあり方に関する検討会(第17回 3/21)《厚生労働省》 |
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乳がんの手術に関する集約化と均てん化
1)都道府県又は複数の都道府県単位で確保することが望ましい医療
・遺伝性乳癌に対する予防的乳房切除術
・ロボット手術・内視鏡手術・ラジオ波焼灼術
・自家組織再建術・Volume replacement ステップ2
2)がん医療圏又は複数のがん医療圏単位で確保することが望ましい医療
⇒ それ以外の標準的な手術一般
3)より多くの医療機関で提供できるように均てん化に取り組む医療
⇒ なし
薬物治療の進歩により治療の治療戦略が大きく変化して手術は縮小化に向かっており、
一昨年はラジオ波焼灼術が保険承認された。生命予後の改善に直結する治療は薬物療法で
ある。一方で整容性を重視した乳房再建を含むオンコプラステイックサージャリーおよび
遺伝性乳癌に対する予防的乳房切除は広がっている。
学会では手術に関してラジオ波焼灼術は術者の認定を行っているが、現時点では術式に
よる施設の集約化は行っていない。今後は自己組織再建や遺伝子検査に基づく予防的乳房
切除、および内視鏡やロボット手術などの新規技術による手術は集約化が望ましいと考え
ている。
現在、毎年約100.000例近い乳癌症例が診断されて、約80%の症例は外科専門医制度
が認定する日本乳癌学会の基幹・連携施設で治療が行われている。現時点では、基幹・連
携施設にはそれぞれ125と764施設が認定されており、佐賀県を除く都道府県に基幹病院
は存在する。今後、基幹施設を中心に手術を含む治療の集約化を考えていく予定である。
日本乳癌学会 会長 石川 孝先生 理事長 石田孝宣先生よりの情報提供
基幹・連携施設の分布
2023年時点の分布図
18
1)都道府県又は複数の都道府県単位で確保することが望ましい医療
・遺伝性乳癌に対する予防的乳房切除術
・ロボット手術・内視鏡手術・ラジオ波焼灼術
・自家組織再建術・Volume replacement ステップ2
2)がん医療圏又は複数のがん医療圏単位で確保することが望ましい医療
⇒ それ以外の標準的な手術一般
3)より多くの医療機関で提供できるように均てん化に取り組む医療
⇒ なし
薬物治療の進歩により治療の治療戦略が大きく変化して手術は縮小化に向かっており、
一昨年はラジオ波焼灼術が保険承認された。生命予後の改善に直結する治療は薬物療法で
ある。一方で整容性を重視した乳房再建を含むオンコプラステイックサージャリーおよび
遺伝性乳癌に対する予防的乳房切除は広がっている。
学会では手術に関してラジオ波焼灼術は術者の認定を行っているが、現時点では術式に
よる施設の集約化は行っていない。今後は自己組織再建や遺伝子検査に基づく予防的乳房
切除、および内視鏡やロボット手術などの新規技術による手術は集約化が望ましいと考え
ている。
現在、毎年約100.000例近い乳癌症例が診断されて、約80%の症例は外科専門医制度
が認定する日本乳癌学会の基幹・連携施設で治療が行われている。現時点では、基幹・連
携施設にはそれぞれ125と764施設が認定されており、佐賀県を除く都道府県に基幹病院
は存在する。今後、基幹施設を中心に手術を含む治療の集約化を考えていく予定である。
日本乳癌学会 会長 石川 孝先生 理事長 石田孝宣先生よりの情報提供
基幹・連携施設の分布
2023年時点の分布図
18