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資料3 日本癌治療学会 提出資料 (26 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_55468.html
出典情報 がん診療提供体制のあり方に関する検討会(第17回 3/21)《厚生労働省》
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がんの手術療法に関するまとめ
集約すべき術式・疾患について
消化器外科、婦人科において高度な技術を要する手術は、施設の規模(hospital volume)
がその成績に影響を与えることがnationwideのデータを基に示された。また、呼吸器、泌尿器に
おいても専門性の高い施設で行われるべき高難度手術が存在することがわかった。特に比較的頻度
の低い高難度手術に関しては専門的な施設における施行を念頭においた集約化が望ましい。
乳腺外科においては新規性の高い術式や乳房再建術の一部などが集約化の対象となりうる。

均てん化について
頻度が高い中難度以下の手術に関しては均てん化が必要である。

考慮すべき点
手術の集約化に関する議論においては、患者の専門施設へのアクセシビリティ、医療資源を
も含めた地域性や各領域における医師のカバーすべき業務の範囲、医師・医師以外のメディ
カル・スタッフ数、病床数等の医療提供側の状況にも基づいた詳細な分析を要する。
数的な集約化の他に機能的な集約化に基づく医療の効率化も考慮される。
救急対応を要するがん(例:閉塞性、穿孔性大腸がん)に関する配慮も必要である。

医療を提供する医師数について
一部の診療科では数的な減少を認めており、今後の持続可能性に配慮した集約化に関する議
論も必要である。
※今回は内視鏡治療に関する詳細な検討を行っていないため、今後検討していく予定である。
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