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資料3 日本癌治療学会 提出資料 (21 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_55468.html
出典情報 がん診療提供体制のあり方に関する検討会(第17回 3/21)《厚生労働省》
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婦人科の手術に関する集約化と均てん化
代表的な婦人科がんの成績と施設規模

Machida H, et al. J Gynecol Oncol 2022; 33:e3

学会認定修練施設と非認定施設の成績比較

Mikami M, et al. J Gynecol Oncol 2018; 29:e22

婦人科がんの手術の集約化により、良好
な成績をえることのできる可能性を示す
エビデンスは存在する。
しかしながら、産婦人科医はがんの手術
のみならず、出産や多数の子宮筋腫の手
術など、がん診療に加えて、多岐にわた
る診療に関わっているため、がんの手術
の集約化にはがん診療以外の診療に与え
る影響をも検討する必要がある。

高難度手術の成績と施設規模
◼ 子宮体癌・子宮頸癌・卵巣癌のいずれも、
施設の規模が大きくなるほど治療成績は良くなる。
(日本産科婦人科学会の全国レジストリー研究)
◼ 高難度手術である広汎子宮全摘術後の予後は、
施設の規模が大きく影響し、規模の大きい施設程
有意に良好。
◼ 子宮頸癌の予後は、日本婦人科腫瘍学会の認定修練
施設では、非認定施設に比べて有意に良好。

Matsuo K, et al. Obstet Gynecol. 2019;133:1086-98.

日本婦人科腫瘍学会の認定修練施設は全国297施設が認定されており、各都道府県に
最低1つは配置されている。婦人科浸潤がん症例の手術症例数(過去3 年間の平均症例
数が年40 症例程度)の他、婦人科腫瘍指導医や放射線治療専門医、病理専門医の配置な
ど集学的治療が行える体制が整っている施設が認定されている。
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