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資料3 日本癌治療学会 提出資料 (5 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_55468.html
出典情報 がん診療提供体制のあり方に関する検討会(第17回 3/21)《厚生労働省》
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欧米諸国による消化器外科領域の集約化の現状とその効果
欧米諸国による消化器外科領域の集約化の対象疾患と最小必要症例数
国名/疾患臓器

食道

膵臓

肝臓

直腸

1

オーストリア

10

10

10(20:2018)

10(15:2018)

2

ベルギー









3

チェコ共和国









4

デンマーク

80-100

>100

>200

>120

5

イギリス(UK)

60

80

150



6

フィンランド









7

フランス

30

30

30

30

8

ドイツ

10

10





9

ギリシャ

15

20

30



10

ハンガリー

10

20

30

20

11

アイルランド









12

イタリア

20

50-100

20

50

13

ノルウェイ

10

10

20

20

14

ポーランド









15

ポルトガル

20

20

20

20

16

ルーマニア









17

スペイン

6

11

11

15

18

スウェーデン









19

スイス

10

10

10

10

20

オランダ

20

20

20

20

21

カナダ

7

20

50



22

アメリカ

20

20



20

消化器外科の集約化に向けてのコンセンサス形成
・消化器外科の集約化に向けてのコンセンサス形成を目的に
欧米22か国を代表的する外科医が集まり、議論の。
・15か国(68%)で集約化に向けてのハイボリューム
センター(HVC)を規定する症例数が決定されている。6か
国で法制化。
・食道、膵臓、肝臓、直腸などの難度の高い手術が選ばれて
いる。
・現時点ではHVCの最低症例数に関するコンセンサスはなく、
各国の背景や症例数などを考慮して決定されている。
・集約化の効果に関しては
1.高難度手術の短期成績の向上に資する。
術後合併症の発生率、死亡率の低減、在院日数の短縮。
2.医療の質の向上、医療経済面からも効果あり。
3.専攻医や専門医の労働時間の制限下では
その育成の上から、短期間に多くの症例を経験できる
体制は極めて重要。

:HVCにおける最小必要症例数が規定されている国。

Vonlanthen R, et al. Ann Surg 2018: 268: 712-24

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