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(資料1)これまでの御意見を踏まえた論点に関する議論について (30 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_25241.html |
出典情報 | 地域で安心して暮らせる精神保健医療福祉体制の実現に向けた検討会(第9回 3/16)《厚生労働省》 |
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Ⅴ.医療保護入院⑧
1.医療保護入院の見直しについて(続き)
⑷ 今後の検討課題について
○ 医療保護入院制度については、以上の点に加え、今後、患者の同意が得られない場合の入院医療のあり方など、
制度の将来的な継続を前提とせず、課題の整理を進めていくことが必要となる。
○ その際には、
・ 患者本人の同意がない場合の入院手続について、精神科と他科とで対応を区別する合理性があるのか
・ 他方で、精神科の入院患者については、その特性を踏まえた入院手続とともに、退院等に向けた支援や入院中
の処遇の改善等、他科の場合よりも充実した権利擁護の仕組みが必要ではないか
という双方の観点から、検討することが求められる。
○ また、統合失調症の急性期の状態にあり患者が明確に同意を拒否している場合がある一方、認知症等により病
状は安定しているものの患者自身が有効な同意の意思表示を行えない場合が増えている現状も踏まえ、精神疾患
の特性により、様々な場合があり得ることを念頭に検討することが求められる。
○ さらに、患者が医療にアクセスすることが阻害されないようにしつつ、医療機関や患者、家族等、特定の者に過度
の負担を求める仕組みとならないように留意することも必要である。
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1.医療保護入院の見直しについて(続き)
⑷ 今後の検討課題について
○ 医療保護入院制度については、以上の点に加え、今後、患者の同意が得られない場合の入院医療のあり方など、
制度の将来的な継続を前提とせず、課題の整理を進めていくことが必要となる。
○ その際には、
・ 患者本人の同意がない場合の入院手続について、精神科と他科とで対応を区別する合理性があるのか
・ 他方で、精神科の入院患者については、その特性を踏まえた入院手続とともに、退院等に向けた支援や入院中
の処遇の改善等、他科の場合よりも充実した権利擁護の仕組みが必要ではないか
という双方の観点から、検討することが求められる。
○ また、統合失調症の急性期の状態にあり患者が明確に同意を拒否している場合がある一方、認知症等により病
状は安定しているものの患者自身が有効な同意の意思表示を行えない場合が増えている現状も踏まえ、精神疾患
の特性により、様々な場合があり得ることを念頭に検討することが求められる。
○ さらに、患者が医療にアクセスすることが阻害されないようにしつつ、医療機関や患者、家族等、特定の者に過度
の負担を求める仕組みとならないように留意することも必要である。
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