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○個別事項(その6)について-2 (25 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000212500_00123.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 総会(第500回  11/26)《厚生労働省》
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HL7 FHIR(Fast Healthcare Interoperability Resources)について



HL7 FHIRとは
 HL7 Internationalによって作成された医療情報交換の次世代標準フレームワーク。

 医療の診療記録等のデータのほか、医療関連の管理業務に関するデータ、公衆衛生に係る
データ及び研究データも含め、医療関連情報の交換を可能にするように設計されている。

メリット
 普及しているWeb技術を採用し、実装面を重視しているため、実装者にわかりやすい仕様で
短期間でのサービス立上げが可能
 既存形式の蓄積データから必要なデータのみ抽出・利用が可能なため、既存の医療情報システ
ムの情報を活用した相互運用性を確保できる

諸外国の状況


HL7 FHIRの活用状況

米国

FHIRベースのAPI実装を促すことを目的としてインセンティブ・ペナルティ施策を導入している。更に、国
が運営する情報システム(CMS)においてFHIRを採用し、実装ガイド等の展開を図っている。

英国

電子カルテ調達契約において、FHIRを採用する標準仕様が定められている。国が運営するNHS
Englandにおいては実質的に実装が義務化されており、APIや実装ガイド等の整備を行っている。

オランダ

官民連携によるPHR向けのFHIRを採用したAPI・実装ガイド等の整備・提供が行われており、インセン
ティブ施策として、医療機関・PHRベンダ向けの補助金制度および中小企業向けの投資を行っている。

諸外国では、HL7 FHIRの特徴を活かして、積極的に活用しつつある。
医政局作成

※ 令和元年度事業:HL7 FHIRに関する調査研究一式(情参室)より一部抜粋し作成

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