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○個別事項(その6)について-2 (29 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000212500_00123.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 総会(第500回  11/26)《厚生労働省》
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データ提出等に係る課題と論点
(データ提出等に係る評価の現状等について)
・ これまでの診療報酬改定において、データを用いた診療実績の適切な評価のため、データ提出加算の要件の範囲を拡大してきており、データ提出加算を届け
出ている医療機関数は令和2年度まで増加を続けている。
・ DPCデータには、各種の様式が含まれており、提出されるDPCデータをもとに、入院医療を担う医療機関の機能や役割を分析することができる。
・ DPCデータの各様式の情報を組み合わせることによって、多様な分析を実施することが可能であり、これまでも活用を進めてきた。

(外来等におけるデータ提出について)
・ 外来医療、在宅医療及びリハビリテーション医療、外来医療のデータについては、診療報酬改定の結果検証に係る特別調査において施設基準の届出状況等
の調査を行っているが、患者属性や病態、診療報酬算定情報の提出は求めていない。
・ 入院医療のデータについては、入院医療等の調査を行っており、DPCデータとともに分析を行うことで実態の把握が可能となっている。
・ 在宅時医学総合管理料には、投薬に係る費用や一部の処置等、在宅療養に係る費用が、在宅がん医療総合診療料には、診療に係る費用が一部包括されて
いる。
・ 地域包括診療料においては、在宅医療に係る点数や、薬剤料等を除く、診療に係る費用が、生活習慣病管理料においては検査、投薬、注射等に係る費用が
包括されている。
・ 代表的な生活習慣病である糖尿病、高血圧症、脂質異常症、慢性腎臓病(CKD)の4疾患について、関係学会では、医療情報の標準化により日常診療、専門
診療、地域連携等における効率的な利活用を進めるために、どのような目的のデータ収集にも含むべき「生活習慣病コア項目セット」を定めている。
・ 例えば、「特定の疾患を有するリハビリテーションを行っている外来の患者と、医科点数表に基づく出来高情報とのクロス集計による分析」の様な内容について
は、特別調査等において調査できない。
(医療情報システムについて)
・ 健康・医療戦略推進本部次世代医療ICT基盤協議会のもとに開催された有識者会議において、HL7 FHIRの普及や、 標準的なコードの拡大が、今後の医療情
報システムに求められる考え方のうち、具体的な対応として示された。HL7 FHIRとは、HL7 Internationalによって作成された医療情報交換の次世代標準フレーム
ワークであり、医療の診療記録等のデータのほか、医療関連の管理業務に関するデータ、公衆衛生に係るデータ及び研究データも含め、医療関連情報の交換を
可能にするように設計されている。
・ また、社会保障審議会医療部会においても、患者や医療機関同士などで入退院時や専門医・かかりつけ医との情報共有・連携がより効率・効果的に行われる
ことにより、患者自らの健康管理等に資するとともに、より質の高い切れ目のない診療やケアを受けることが可能となるよう、医療機関同士などでデータ交換を行
うための規格を定めることとされており、データ交換は、アプリケーション連携が非常に容易なHL7 FHIRの規格を用いてAPIで接続する仕組みをあらかじめ実装・
稼働できることを検討することとされている。

⃝ 外来医療、在宅医療及びリハビリテーション医療を担う医療機関等の機能や役割を適切に分析・評価するため、
診療を行っている患者の病態や実施した医療行為の内容等に係るデータを提出した場合の評価の在り方につい
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て、どのように考えるか。