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○個別事項(その6)について-2 (26 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000212500_00123.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 総会(第500回  11/26)《厚生労働省》
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第77回社会保障審議会医療部会
(令和2年12月25日)資料より抜粋(一部改変)

電子カルテ情報及び交換方式の標準化
【目指すべき姿】
患者や医療機関同士などで入退院時や専門医・かかりつけ医との情報共有・連携がより効率・効果的に行われること
により、患者自らの健康管理等に資するとともに、より質の高い切れ目のない診療やケアを受けることが可能になる。

1.電子カルテ情報及び交換方式等の標準化の進め方






医療機関同士などでデータ交換を行うための規格を定める。
交換する標準的なデータの項目、具体的な電子的仕様を定める。
HELICS協議会
当該仕様について、標準規格として採用可能かどうか審議の上、標準規格化を行う。 審議中
標準化されたカルテ情報及び交換方式を備えた製品の開発をベンダーにおいて行う。
医療情報化支援基金等により標準化された電子カルテ情報及び交換方式等の普及を目指す。

2.標準化された電子カルテ情報の交換を行うための規格や項目(イメージ)
・データ交換は、アプリケーション連携が非常に容易なHL7 FHIRの規格を用いてAPIで接続する
仕組みをあらかじめ実装・稼働できることを検討する。
※HL7 FHIRとは、HL7 Internationalによって作成された医療情報交換の次世代標準フレームワーク。
※API(Application Programming Interface)とは、システム間を相互に接続し、情報のやり取りを仲介する機能。

・具体的には、医療現場での有用性を考慮し、以下の電子カルテ情報から標準化を進め、段階的
に拡張する。
医療情報:①傷病名、②アレルギー情報、③感染症情報、④薬剤禁忌情報、
⑤救急時に有用な検査情報、⑥生活習慣病関連の検査情報
上記を踏まえた文書情報:①診療情報提供書、②キー画像等を含む退院時サマリー、
③処方箋データ、④健診結果報告書
※ 画像情報については、すでに標準規格(DICOM)が規定されており、今後、キー画像以外の画像についても、医療現場
で限られた時間の中で必要な情報を把握し診療を開始する際の有用性等を考慮して検討を進める。
医政局作成

注:その他の医療情報については、学会や関係団体等において標準的な項目をとりまとめ、HL7FHIR規格を遵守した規格仕様書案が取りま
とめられた場合には、厚生労働省標準規格として採用可能なものか検討し、災害時の利用実態も踏まえ、カルテへの実装を進める。

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