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○医薬品の新規薬価収載について-3-1 (26 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000212500_00146.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 総会(第521回  5/18)《厚生労働省》
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薬価算定組織における検討結果のまとめ
算定方式

類似薬効比較方式(Ⅰ)

第一回算定組織


令和4年4月19日



最類似薬

最類似薬選定の妥当性

ラナデルマブ(遺伝子組換え)

ベロトラルスタット塩酸塩

イ.効能・効果

遺伝性血管性浮腫の急性発作の発症抑制

左に同じ

ロ.薬理作用

血漿カリクレイン阻害作用

左に同じ

ハ.組成及び
化学構造

451個のアミノ酸残基からなるH鎖
(γ1鎖)2本と、213個のアミノ酸
残基からなるL鎖(κ鎖)2本で構成さ
れる糖タンパク質

ニ.投与形態
剤形
用法

注射
注射剤
2週に1回又は4週に1回

成分名

内用
カプセル剤
1日1回

画 期 性 加 算
該当しない
(70~120%)
有用性加算(Ⅰ)
該当しない
(35~60%)
補 正 加

有用性加算(Ⅱ)
該当しない
(5~30%)
市場性加算(Ⅰ)
該当しない
(10~20%)



市場性加算(Ⅱ)
該当しない
(5%)
特定用途加算
該当しない
(5~20%)


児 加 算
該当しない
(5~20%)

先 駆 加 算
該当しない
(10~20%)
新薬創出・適応外薬
解消等促進加算

該当する(希少疾病用医薬品として指定)

費用対効果評価への




該当しない

当初算定案に対する
新薬収載希望者の
不服意見の要点

・本剤は、WAO/EAACI、アメリカ、カナダの3つのガイドラインで第一選
択薬とされており、有用性加算(Ⅱ)③-bの要件に該当。
・本剤の臨床試験では、発作抑制効果の高さが示されたのみでなく、発生する発
作の重症度軽減、完全な無発作状態を達成できる期間の長さ、咽頭部の発作の減
少が示されたことから、本剤によりHAEの治療方法は大きく改善する。
第二回算定組織

上記不服意見に
対 す る 見 解

令和4年4月26日

海外のガイドラインでは、本剤に加え、ベロトラルスタット塩酸塩、C1-I
NHが治療方法として推奨されており、また、審査報告書においても、「本剤
は長期的なHAE発作の発症抑制を目的に投与される薬剤の1つになり得る。」
と評価されていることから、本剤のみが標準的治療法に位置付けられるとは言
いがたいため、当初算定案のとおりとする。

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