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資料4-3   アセトアミノフェン (12 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000198856_00023.html
出典情報 医療上の必要性の高い未承認薬・適応外薬検討会議(第51回 6/8)《厚生労働省》
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ントロール研究のシステマティックレビュー及び個々のケースコントロール研究)
、推奨グ
レード C]。肝疾患を有する患者には NSAIDs 及びその他の鎮痛剤の標準的な使用上の注意
を適用する[エビデンスレベル 5、推奨グレード D]

<推奨事項 11>

高血圧、心血管系又は腎疾患を有する IA 患者には、本薬を最初に使用

する[高血圧及び心血管系疾患が既存する RA:エビデンスレベル 2a(均質なコホート研
究によるシステマティックレビュー)、推奨グレード C、腎疾患が既存する IA:エビデンス
レベル 5、推奨グレード D]。COX-2 選択的阻害薬を含む NSAIDs は慎重に投与する。
また、「2010 3e イニシアチブ」参加リウマチ専門医への質問で、各推奨事項が「自分自
身の治療と一致している」と回答した割合は、推奨事項 2 が 85.0%、推奨事項 10 が 91.7%、
推奨事項 11 が 86.4%であり、RA を含む IA の疼痛管理のために本薬が臨床現場で使用され
ていることが示されている。
5)Tandon V et al. Pregnancy and rheumatoid arthritis. Indian Journal of Medical Sciences 2006;
60: 334-344. 18)
Govt Medical College(インド)の Tandon らによる開業医向けの妊娠中の女性 RA 患者に
対する疼痛マネジメントガイドライン。本薬について以下の記載がある。
本薬と低用量プレドニゾンは母体及び胎児に対してともに安全と考えられる。
6)Fries JF et al. Rates of serious gastrointestinal events from low dose use of acetylsalicylic acid,
acetaminophen, and ibuprofen in patients with osteoarthritis and rheumatoid arthritis. J Rheumatol.
2003; 30: 2226-2233. 19)
米国及びカナダの ARAMIS(Arthritis, Rheumatism, and Aging Medical Information System)
から 12 グループのデータを使用し、RA 及び OA 患者を対象に低~中用量の NSAIDs によ
る消化管障害発現リスクについて調査した Fries らの報告。
調査した RA 患者 5692 人
(26142
人・年)
(年齢(平均値±標準誤差)57±0.2 歳、女性患者割合 75%、罹病期間(平均値±標
準誤差)16±0.2 年)のうち、2701 人(5192 人・年)がフォローアップ期間((平均値±標
準誤差)4.7±0.1 年)中に本薬を使用したことがあり、さらに 7%の患者は本薬を鎮痛薬と
して単独使用したことがあるとの記載がある。消化管障害の発生頻度は、本薬単独使用し
た患者(4.0%)より本薬+コルチコステロイド等併用した患者(8.7%)で高かった。また、
コルチコステロイド等を併用した患者では、本薬用量が低いほど低かった。
7)Wolfe F et al. Preference for nonsteroidal anti-inflammatory drugs over acetaminophen by
rheumatic disease patients: a survey of 1,799 patients with osteoarthritis, rheumatoid arthritis and
fibromyalgia. Arthritis & Rheumatism 2000; 43: 378-385. 20)
リウマチ性疾患における本薬の有効性に関する議論やより安全性の高い NSAIDs の上市
状況を踏まえて、米国で 1998 年に長期転帰試験(1974 年から始まった databank studies)に
参加しているリウマチ性疾患患者に質問票を郵送し、本薬と NSAIDs に対する選好につい

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