よむ、つかう、まなぶ。
資料4-3 アセトアミノフェン (17 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000198856_00023.html |
出典情報 | 医療上の必要性の高い未承認薬・適応外薬検討会議(第51回 6/8)《厚生労働省》 |
ページ画像
ダウンロードした画像を利用する際は「出典情報」を明記してください。
低解像度画像をダウンロード
プレーンテキスト
資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。
アルコールの乱用や依存がある患者には禁忌又は要注意、また、本薬を配合する薬剤の併
用に留意して最大用量 4g/24 時間を超えないように注意すること」
との記載がある
(p1341)
。
なお、本論文において筋骨格系の疼痛とは脊椎変性や関節炎のような疾患に伴う疼痛であ
ると定義されている。
6)BSR and BHPR Standards, Guidelines and Audit Working Group. BSR and BHPR guideline on
prescribing drugs in pregnancy and breastfeeding-Part Ⅱ : analgesics and other drugs used in
rheumatology practice. Rheumatology (Oxford). 2016; 55:1698-1702. 33)34)
英国リウマチ学会(British Society for Rheumatology(BSR)
)及び英国リウマチ医療従事
者協会(British Health Professionals in Rheumatology(BHPR))の医療従事者向けの妊娠、授
乳中の薬剤投与に関するガイドライン。本薬を含む、リウマチ性疾患の疼痛管理で一般的
に使用されている多くの薬剤について、pregnancy、lactation、breastfeeding 各薬剤名 主要
なリウマチ性疾患の名称で MEDLINE と EMBASE で文献検索し、PRISMA 声明に準拠し
たシステマティックレビューに基づき、本薬に関して以下の記載がある。エビデンスレベ
ル、推奨グレードは SIGN(The Scottish Intercollegiate Guideline Network)のグレーディング
システム(Harbour R, Miller J. A new system for grading recommendations in evidence based
guidelines. BMJ 2001;323:3346.)に準拠。
Full Guideline P4
「表 1 妊娠期及び授乳期における各薬剤の使用可否」から抜粋
薬剤
受胎期
妊娠第 1 期
妊娠第 2/3 期
授乳期
父親の暴露
可a
可a
可
可b
従来型鎮痛薬
本薬
可
a 断続的な使用を推奨
b 該当する試験は同定されなかったが、母体に使用可能なので、父親に対しても有害ではないと考えられる。
Full Guideline P12
妊娠及び授乳中の本薬使用に関する推奨事項
(i) 本薬は受胎期及び妊娠全期間で使用可能である。
(LOE 2+(適切に実施された症例対照
研究又はコホート研究で、交絡又はバイアスのリスクが低く、中等度の因果関係が存在す
る)、GOR C(2+と評価された研究を含む、対象集団に直接適用可能で結果が全体的に一貫
していることを示すエビデンス、又は 2++と評価された研究から外挿されたエビデンス)
、
SOA 100%)
(ii) 可能であれば、妊娠中は断続的な使用とすることを勧める。妊娠中に本薬を長期服用
すると喘鳴及び小児喘息のリスクがわずかに増加するという研究がいくつか報告されてい
る。(LOE 2+、GOR C、SOA 99.5%)
(iii) 妊娠第 8~14 週は常用を避けること。停留睾丸のリスクが少し増加すると報告されて
17
用に留意して最大用量 4g/24 時間を超えないように注意すること」
との記載がある
(p1341)
。
なお、本論文において筋骨格系の疼痛とは脊椎変性や関節炎のような疾患に伴う疼痛であ
ると定義されている。
6)BSR and BHPR Standards, Guidelines and Audit Working Group. BSR and BHPR guideline on
prescribing drugs in pregnancy and breastfeeding-Part Ⅱ : analgesics and other drugs used in
rheumatology practice. Rheumatology (Oxford). 2016; 55:1698-1702. 33)34)
英国リウマチ学会(British Society for Rheumatology(BSR)
)及び英国リウマチ医療従事
者協会(British Health Professionals in Rheumatology(BHPR))の医療従事者向けの妊娠、授
乳中の薬剤投与に関するガイドライン。本薬を含む、リウマチ性疾患の疼痛管理で一般的
に使用されている多くの薬剤について、pregnancy、lactation、breastfeeding 各薬剤名 主要
なリウマチ性疾患の名称で MEDLINE と EMBASE で文献検索し、PRISMA 声明に準拠し
たシステマティックレビューに基づき、本薬に関して以下の記載がある。エビデンスレベ
ル、推奨グレードは SIGN(The Scottish Intercollegiate Guideline Network)のグレーディング
システム(Harbour R, Miller J. A new system for grading recommendations in evidence based
guidelines. BMJ 2001;323:3346.)に準拠。
Full Guideline P4
「表 1 妊娠期及び授乳期における各薬剤の使用可否」から抜粋
薬剤
受胎期
妊娠第 1 期
妊娠第 2/3 期
授乳期
父親の暴露
可a
可a
可
可b
従来型鎮痛薬
本薬
可
a 断続的な使用を推奨
b 該当する試験は同定されなかったが、母体に使用可能なので、父親に対しても有害ではないと考えられる。
Full Guideline P12
妊娠及び授乳中の本薬使用に関する推奨事項
(i) 本薬は受胎期及び妊娠全期間で使用可能である。
(LOE 2+(適切に実施された症例対照
研究又はコホート研究で、交絡又はバイアスのリスクが低く、中等度の因果関係が存在す
る)、GOR C(2+と評価された研究を含む、対象集団に直接適用可能で結果が全体的に一貫
していることを示すエビデンス、又は 2++と評価された研究から外挿されたエビデンス)
、
SOA 100%)
(ii) 可能であれば、妊娠中は断続的な使用とすることを勧める。妊娠中に本薬を長期服用
すると喘鳴及び小児喘息のリスクがわずかに増加するという研究がいくつか報告されてい
る。(LOE 2+、GOR C、SOA 99.5%)
(iii) 妊娠第 8~14 週は常用を避けること。停留睾丸のリスクが少し増加すると報告されて
17