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資料4-3   アセトアミノフェン (9 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000198856_00023.html
出典情報 医療上の必要性の高い未承認薬・適応外薬検討会議(第51回 6/8)《厚生労働省》
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<海外における臨床試験等>
1)Seideman P. Additive effect of combined naproxen and paracetamol in rheumatoid arthritis. Br
J Rheumatol 1993; 32: 1077-1082. 12)
文献内容概略:
少なくとも 6 カ月以上の DMARDs 治療を受けている RA 患者(男性 9 例、女性 11 例、
年齢 35~73 歳(平均 52.4 歳)
)20 例を対象に無作為化、二重盲検、5 期クロスオーバー試
験を実施した。
用法・用量は、ナプロキセン 500、1000 又は 1500mg/日の各単独投与、ナプロキセン 500mg
+本薬 4g/日又はナプロキセン 1000mg+本薬 4g/日を併用投与、各投与期間は 2 週間とした。
臨床効果は、圧痛関節数(Ritchie 関節指数)
、朝のこわばり、安静時及び運動時疼痛の視
覚アナログスケール(以下、VAS)、機能評価質問表(日常生活動作(以下、ADL)
)及び総
合評価で評価した。ナプロキセン単独投与時、血漿中ナプロキセン濃度と投与量には有意
な相関が認められ、各評価項目において用量依存的に有意な改善が認められた。ナプロキ
セン 500mg+本薬併用時にはナプロキセン単独時に比し、患者全般評価、圧痛関節数及び
疼痛に対する効果が有意に増加した。ナプロキセン 1000mg に本薬を併用した際も、ADL
を除く各評価項目で有意な効果が認められた。
本薬併用によるナプロキセンの有害事象(主として胃腸障害)増悪は認められなかった。
ナプロキセン 500mg+本薬投与時の有害事象発生頻度はナプロキセン 1000mg 単独投与時
に比し有意に低値であった。また、試験開始時と試験終了時の血液検査値に有意な差は認
められなかった。
2)Seideman P et al., Equianalgesic effects of paracetamol and indomethacin in rheumatoid arthritis.
Br J Rheumatol 1988; 27: 117–122. 13)
文献内容概略:
活動性 RA 患者 17 例を対象に、無作為化、二重盲検、2 期クロスオーバー試験を実施した。
用法・用量は、インドメタシン 150mg/日単独投与、又はインドメタシン 50mg/日+本薬
4g/日併用投与、各投与期間は 2 週間とした。
臨床効果は、VAS、握力、圧痛関節数、関節径、関節疼痛、患者及び医師による総合評価
で評価した。インドメタシン単剤投与時と本薬併用投与時の治療効果に有意差は認められ
なかった。
インドメタシン単剤投与時及び本薬併用投与時でそれぞれ 6/17 例及び 3/17 例が頭痛、倦
怠感及び眩暈を訴え、また、それぞれ 5/17 例及び 1/17 例に食欲不振、胃腸障害及び嘔吐が
認められた。インドメタシン単剤投与時と比較して本薬併用投与時で副作用が少なくかつ
軽度であった。その他の有害事象や臨床検査値異常は認められなかった。
3)Bradley H, et al. Metabolism of low-dose paracetamol in patients with rheumatoid arthritis.
Xenobiotica 1991; 21: 689-693. 14)

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