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資料2-2 薬局薬剤師の業務及び薬局の機能に関するワーキンググループ とりまとめ(案) ※反映版 (8 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_26417.html
出典情報 薬剤師の養成及び資質向上に関する検討会 薬局薬剤師の業務及び薬局の機能に関するワーキンググループ(第7回 6/23)《厚生労働省》
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第4 具体的な方向性
1.対人業務の充実
(1)推進すべき対人業務
①フォローアップの強化
○ これまで、薬局薬剤師の業務としては、処方確認や服薬指導等、
「処方
箋受付時の業務」が主体であったが、令和元年の薬機法改正により薬剤
師が行う薬剤使用期間中(調剤後)のフォローアップが法律上義務とし
て明確化された。
〇 調剤後のフォローアップは、
・適正使用の推進
・服薬アドヒアランス 14の向上
・問題が生じた場合の受診勧奨、医療機関へのフィードバックが行える
こと
などの効果が期待されるものであり、今後、より充実させていくべき対
人業務の1つと考えられる。
○ 現在、厚生労働省の研究班 15において、フォローアップによる効果の検
証を行っているところであるが、副作用疑いの発見、症状悪化の予防や
服薬アドヒアランスの向上等の効果が見込まれることから、並行してフ
ォローアップの手引き 16の改訂作業が進められている。こうした研究成果
等を踏まえ、今後、厚生労働省は、当該手引きの周知を図り、薬剤師が薬
剤使用期間中のフォローアップを充実させる必要があると考えられる。
○ また、効果的なフォローアップには患者の理解・協力が欠かせないこ
とから、厚生労働省は、薬剤使用期間中のフォローアップの有用性を分
析・整理し、患者にわかりやすい形で情報提供すべきである。
②医療計画における5疾病(がん、脳卒中、心筋梗塞等の心血管疾患、糖尿
病、精神疾患)
○ 適切な薬学的管理のためには、患者の状態に応じた地域の医療提供体
制が重要である。医療計画において特に広範かつ継続的な医療の提供が
必要とされている5疾病(がん、脳卒中、心筋梗塞等の心血管疾患、糖
尿病、精神疾患)への対応について、薬局薬剤師においても、疾患特性
に応じた継続的かつ細やかな対応や、医療機関等への患者の状態等の情
報共有などが必要と考えられる。
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患者が積極的に治療方針の決定に参加し、その決定に従って治療を受けること(公益社
団法人日本薬学会 薬学用語解説より抜粋)
15
薬剤師の職能発揮のための薬学的知見に基づく継続的な指導等の方策についての調査研
究(令和2年度~4年度厚生労働科学研究費補助金、研究代表者 東京薬科大学 益山光
一教授)
16
薬剤使用期間中の患者フォローアップの手引き(2020 年9月 公益社団法人日本薬剤師
会)

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