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参考資料2-1 一般用医薬品の適正使用の一層の推進に向けた依存性の実態把握と適切な販売のための研究 (48 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_29460.html
出典情報 薬事・食品衛生審議会 薬事分科会医薬品等安全対策部会(令和4年度第3回 12/1)《厚生労働省》
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<参考>各店舗の取り組み例
○声かけ
咳止めのシロップを2本購入する方がいた。頻度が割と多く、事務職員が会計時に
「ずいぶん長く咳続きますね?」と声をかけたことがあり、その後、来局頻度は下
がり来局しなくなった。顔を覚えられていれば、後ろめたい使用方法をしている方
は来局しにくくなるかのではないか。記録を残すだけでなく、どんな方が購入した
か店舗での共有等も有効ではないか。
メチルエフェドリン、コデイン、ジヒドロコデイン含有の製品を1週間で2~3回購
入希望の方が来局。隣の薬物依存リハビリ施設を利用している方だったため、規定数
以上は販売できない旨を伝えたところ、
「施設で風邪が流行っているためだ」と語尾
を荒げていたが、購入せずに出て行った。その後、当該施設の職員にその経緯を説明。
エリアマネージャーと相談した結果、各成分の含有医薬品はレジ裏に置き、購入の希
望があった際には、当該施設利用者でないという確認が取れた時に販売するように
した。その後は大量購入していく方はいなくなった。
○陳列
大量に咳止めを購入・盗難されることがないよう、空箱のみの陳列としていた。
購入者が直接手に取れる場所では 1 個陳列している。
商品棚には「購入希望者の方はお声がけください」と掲示している(空箱対応)。
頻繁に購入しに来ている方がいたときは、店頭には薬は置かず、目に触れられない場
所へ保管しておき、購入希望があっても薬が無いと断っていた。
○表示
商品棚に注意喚起のため、個数制限「この商品はおひとりさま原則 1 つまでとなり
ます」等の POP を掲示している。
○陳列及び表示
該当商品は空箱陳列とし、レジに持って来たら薬剤師か登録販売者が現品を使って
説明し、1個だけ販売するようにしている。毎日1個ずつ購入する場合もあり、以前、
「なぜ1個しか販売しないのか?」と詰め寄る購入希望者がいて、怖くなり販売して
しまうケースがあった。そこで、空箱を置いている棚に「当薬局では、販売対象、販
売個数等〇〇の指導により適正に医薬品を販売しております。」という POP を貼った
(〇〇は保健所や薬務課等)

○情報共有
濫用が疑われる購入者の特徴、使用薬剤等を市の薬剤師会に報告し、市の薬剤師会と
医師会で情報連携をしている。
近隣薬局との対応策として、
「濫用等のおそれのある医薬品」を3点以上購入する方
がいた場合、情報共有できるかを検討中。
「濫用等のおそれのある医薬品」に関する頻回購入者の情報を同一法人内の近隣店
舗に共有している。また、防犯カメラの性能が最新式の店舗では万引き等も含め、顔
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