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参考資料6 薬学実務実習の評価の観点について(例示) (1 ページ)

公開元URL https://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chousa/koutou/058/gijiroku/1411266_00003.html
出典情報 薬学実務実習に関する連絡会議(第14回 12/27)《文部科学省》
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参考資料6
薬学実務実習に関する連絡会議
(第14回)R4.12.27

薬学実務実習の評価の観点について(例示)
平成28年11月30日
平成30年2月28日一部改訂
平成30年11月27日一部改訂
薬学実務実習に関する連絡会議

「薬学実務実習に関するガイドライン」では、
「学習成果基盤型教育」
(OBE)の考え方
に基づく、F 薬学臨床の中項目 GIO(5 項目)の到達度を指標とした評価を求めている。
しかしながら、モデル・コアカリキュラムの GIO、SBO の表記を前提として、OBE の
考え方に基づいた評価を行うに際しては、学修成果(アウトカム)の考え方が多様になる
ことで、大学・実習施設間での円滑な連携に支障が生じることも懸念される。ガイドライ
ンに従い実務実習を OBE の考え方で評価するために、5 項目の GIO を 5 領域のアウトカ
ムとして捉えた評価の観点、進め方等について、下記のとおり例示することとした。
本例示は、OBE の考え方に基づいた実務実習の評価が、大学と実習施設との連携の下で
円滑に行われるように示すものであり、
「薬剤師として求められる基本的な資質」への到達、
そして各大学におけるディプロマ・ポリシーにつながる評価となることが求められる。下
記の観点に基づいた実習施設による評価を踏まえつつ、各大学では、評価指標に基づいて
学生の成長をどのように総合して評価するかを、実務実習実施計画書で明示する。
なお、今後の検討で、より高い学習効果が期待できる評価方法等が開発されれば、連絡
会議で協議しつつ、例示に加えていくこととする。
Ⅰ.概略評価
指導薬剤師と実習生が、定期的(2〜4 週間毎を目安)に、概略評価表を基に評価を行
い、実習の振り返りを行うことで実習生がどの程度、何が成長したかを評価する。
評価の段階は原則 4 段階とし、第 1 段階は、大学での学習を確認し、医療現場で指導
薬剤師の指導の下、実際に患者・来局者に対応ができる段階(実習開始から 2〜4 週間
程度かけて到達するライン)とする。第 2 段階を経て、第 3 段階は、薬剤師として医療
現場で働くことができる基礎を身に付けた段階(実習中に到達すべき基本目標の段階)

第 4 段階は、薬剤師の目指すべき使命を実現できる段階とする。
(別添「概略評価表」参
照)
また、どの段階かという評価だけでなく、同じ段階の中でも成長度合いを継続的、具
体的に確認する。
<概略評価を行う領域と観点>
(1) 薬学臨床の基礎(臨床における心構え)
生命の尊厳と薬剤師の社会的使命及び社会的責任
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