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参考資料6 薬学実務実習の評価の観点について(例示) (6 ページ)

公開元URL https://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chousa/koutou/058/gijiroku/1411266_00003.html
出典情報 薬学実務実習に関する連絡会議(第14回 12/27)《文部科学省》
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(2)処方せんに基づく調剤
GIO 処方せんに基づいた調剤業務を安全で適正に遂行するために、医薬品の供給と管理を含む基本的調剤業務を修得する。

【①法令・規則等の理解と遵守】〔B(2)、(3)参照〕
実施内容(例示)
大 薬 病
学 局 院
SBOs910

SBOs911

大学

薬局

前)調剤業務に関わる事項(処方せん、調剤
<SBOs916-919,925-932と同時に実施す
1 録、疑義照会等)の意義や取り扱いを法的根拠 ◎
る。SBO888, 889もふまえる。>
に基づいて説明できる。
調剤業務に関わる法的文書(処方せん、調剤録
2 等)の適切な記載と保存・管理ができる。(知識・
◎ ○
技能)

SBOs912

法的根拠に基づき、一連の調剤業務を適正に
3
実施する。(技能・態度)

SBOs913

4

◎ ○

保険薬局として必要な条件や設備等を具体的
に関連付けて説明できる。

病院

観点

アウトカム

第 2 段階

第 1 段階


・薬局内の実際の書類や掲示等か
ら薬事関連法規に規定された法的
文書等を確認し、その記載、保存、
管理を実施する。
・薬事関連法規を意識して調剤業
務全般を体験する。

・実習施設での調剤業務の中で薬事
関連法規に規定された法的文書等
の取り扱いを体験する。
・薬事関連法規を意識して調剤業務
全般を体験する。

(1)の領域の評価に含まれる

・保険薬局の業務、施設、設備等と
薬事関連法規との関連性の実際を
理解する。



概略評価表(例示)
第 4 段階
第 3 段階

(2)、(3)の他の領域の評価に含まれる

【②処方せんと疑義照会】
実施内容(例示)
大 薬 病
学 局 院
SBOs914

前)代表的な疾患に使用される医薬品について
1 効能・効果、用法・用量、警告・禁忌、副作用、 ◎
相互作用を列挙できる。
2

前)処方オーダリングシステムおよび電子カルテ

について概説できる。

SBOs916

3

前)処方せんの様式と必要記載事項、記載方法

について説明できる。

SBOs917

4

前)処方せんの監査の意義、その必要性と注意

点について説明できる。

SBOs918

5

前)処方せんを監査し、不適切な処方せんにつ

いて、その理由が説明できる。

SBOs919

6

前)処方せん等に基づき疑義照会ができる。(技

能・態度)

SBOs920

処方せんの記載事項(医薬品名、分量、用法・
7 用量等)が適切であるか確認できる。(知識・技
能)

◎ ◎

SBOs921

注射薬処方せんの記載事項(医薬品名、分量、
8 投与速度、投与ルート等)が適切であるか確認
できる。(知識・技能)

△ ◎

SBOs923

9

10

処方せんの正しい記載方法を例示できる。(技
能)

薬歴、診療録、患者の状態から処方が妥当であ
るか判断できる。(知識・技能)

薬局

11

薬歴、診療録、患者の状態から判断して適切に
疑義照会ができる。(技能・態度)

観点

アウトカム

概略評価表(例示)
第 4 段階
第 3 段階

第 2 段階

第 1 段階

患者情報と処方さ
れている医薬品の
基本的な医薬品情
報に基づき、処方
の妥当性を判断す
る。
疑義照会の必要性
に気づき、実践す
る。

患者情報に基づ
き、処方せんの不
備・不適切な点が
あれば指摘する。
指摘した内容につ
いて疑義照会をし、
その内容を適切に
記録する。

・処方オーダリングシステム及び電子カル
テのメリット、デメリットを挙げ、説明する。

-

・「代表的疾患」の模擬処方せんに基づき、
処方せんの監査を実施する。
・処方せん監査の法的根拠を説明し、薬剤
師の「責任」について具体的に説明する。
・上記処方せんの監査から、疑義照会事例
について、疑義照会を実施する。
・疑義照会の法的根拠を説明し、薬剤師の
「責任」について具体的に説明する。

・実際の来局者処方せんを教材に
・調剤(注射剤を含む)業務の中で、
して各記載事項の意義を確認しな
処方せんを監査し、その妥当性を判
がら、処方せん監査を実施し、その 断する。
妥当性を判断する。

◎ ◎

◎ ◎
・調剤業務の中で、薬歴やお薬手
帳、患者への問診などから判断し
て、適切でないと思われる処方につ
いて疑義照会を体験する。

SBOs924

病院

・これまでの学習で修得した知識が実務実
習で具体的な活用が可能か確認する。「代
表的な疾患」全てについて症例等を利用し
て臨床現場での考え方をシミュレートする。

SBOs915

SBOs922

大学

◎ ◎

・調剤業務の中で、診療録(カルテ
等)、患者への問診等から判断して、
適切でないと思われる処方について
疑義照会を体験する。

処方監査と疑 処方監査と疑 患者個々の薬物療
義照会
義照会を実践 法におけるアウトカ
する。
ムを患者及び医療
提供者と共有し、病
処方監査:患 状の経過・生活環
者情報と医薬 境・ナラティブを考
品情報に基づ 慮して、患者に提供
き、処方の妥 される薬物療法の
当性、適切性 妥当性・適切性を
を判断する。 的確に判断する。
薬物療法における
疑義照会:必 アウトカムを達成す
要に応じて、 るために、疑義照
疑義照会の必 会を行い医師の処
要性を判断
方行動に変容をも
し、適切なコ たらす。
ミュニケーショ
ンのもと実施
し、記録し、次
に活かす。最
終的には、医
師の処方行動
に変容をもた
らす。

患者情報と薬学的
知見を統合し、患者
の薬物療法のアウ
トカムに照らし、処
方の妥当性、適切
性を判断する。
必要に応じて、疑義
照会を適切に行うと
共に、チーム内で
情報を共有する。

※患者情報は、(1)
④患者応対及び(3)
①患者情報の把握
に基づく
※ 医薬品情報は、
(3)②医薬品情報の
収集と活用に基づく

3