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参考資料6 薬学実務実習の評価の観点について(例示) (8 ページ)

公開元URL https://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chousa/koutou/058/gijiroku/1411266_00003.html
出典情報 薬学実務実習に関する連絡会議(第14回 12/27)《文部科学省》
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【④患者・来局者応対、服薬指導、患者教育】
実施内容(例示)
大 薬 病
学 局 院

薬局

病院

観点

アウトカム

第 2 段階

第 1 段階

患者の病態や状
況、高齢者、妊婦・
授乳婦、小児、障害
を持った方などに自
然に配慮し、情報を
収集する。
患者の理解度を確
認しながら情報提
供を行う。

患者から薬物治療
に係る基本的な情
報(症状、既往歴、
アレルギー歴、薬
歴、副作用歴、生活
状況等)を収集す
る。
医薬品を安全かつ
有効に使用するた
めの情報を種々の
ツールを用いて患
者に提供する。
指導、教育内容を
適切に記録する。

前)適切な態度で、患者・来局者と応対できる。

(態度)

SBOs944

1

SBOs945

前)妊婦・授乳婦、小児、高齢者などへの応対
2 や服薬指導において、配慮すべき事項を具体
的に列挙できる。

SBOs946

3

SBOs947

大学

概略評価表(例示)
第 4 段階
第 3 段階



前)患者・来局者から、必要な情報(症状、心理
状態、既往歴、生活習慣、アレルギー歴、薬

歴、副作用歴等)を適切な手順で聞き取ることが
できる。(知識・態度)

・模擬患者との対応を通して、以下の事を
学習する。
○薬物療法を評価、考慮するために必要
な患者情報の聞き取りを行う。
○薬物療法を有効に、安全に実施するた
めの情報提供を行う。
○薬物療法以外の生活指導項目の情報
提供を行う。
○薬物療法を有効に、安全に使用するた
めの製剤やデバイスの取扱に関する指導
を行う。
○情報を基に評価した内容、提供した情報
を模擬診療録に適切に記録する。
・妊婦・授乳婦、小児、高齢者を想定した対
応のロールプレイを行う。

前)患者・来局者に、主な医薬品の効能・効果、
用法・用量、警告・禁忌、副作用、相互作用、保
4

管方法等について適切に説明できる。(技能・
態度)

前)代表的な疾患において注意すべき生活指
導項目を列挙できる。

SBOs948

5



SBOs949

前)患者・来局者に使用上の説明が必要な製剤
6 (眼軟膏、坐剤、吸入剤、自己注射剤等)の取 ◎
扱い方法を説明できる。(技能・態度)

SBOs950

7

前)薬歴・診療録の基本的な記載事項とその意

義・重要性について説明できる。

SBOs951

8

前)代表的な疾患の症例についての患者応対
の内容を適切に記録できる。(技能)

SBOs952

9

患者・来局者に合わせて適切な応対ができる。
(態度)

◎ ◎

SBOs953

10

患者・来局者から、必要な情報(症状、心理状
態、既往歴、生活習慣、アレルギー歴、薬歴、
副作用歴等)を適切な手順で聞き取ることがで
きる。(知識・態度)

◎ ◎

SBOs954

11

医師の治療方針を理解した上で、患者への適
切な服薬指導を実施する。(知識・態度)

◎ ◎





SBOs955

患者・来局者の病状や背景に配慮し、医薬品を
12 安全かつ有効に使用するための服薬指導や患
者教育ができる。(知識・態度)

◎ ◎

SBOs956

妊婦・授乳婦、小児、高齢者等特別な配慮が必
13 要な患者への服薬指導において、適切な応対
ができる。(知識・態度)

◎ ◎

SBOs957

14

お薬手帳、健康手帳、患者向け説明書等を使
用した服薬指導ができる。(態度)

◎ ◎

SBOs958

15

収集した患者情報を薬歴や診療録に適切に記
録することができる。(知識・技能)

◎ ◎

患者・来局者 患者からの情 コミュニケーションを 患者の薬物療法の
応対、情報提 報収集、情報 通じて患者の信頼 アウトカムを達成す
供・教育
提供及び患者 を得て、必要な患者 るために必要な情
教育を実践す 情報を収集し、薬物 報を的確に判断し、
る。
療法に関する情報 患者から情報収集
提供及び患者教育 する。
を実践する
患者のニーズを的
確に判断し、それを
盛り込んだ情報提
供及び教育を行う。
・薬局では処方せん調剤の患者、来局者対応を初回面談から服薬指
導、それらの記録までを実際の患者・来局者で継続的に体験する。
・病院では病棟等で、入院・外来患者を対象とした継続的な服薬指導と
それらの記録を体験する。
(指導薬剤師監督の下、医療者として相応しい態度で患者情報を収集
し、得られた情報を活かした患者対応、指導、情報提供とその記録を行
う。)
(「代表的な疾患」を病院、薬局を通して全て体験すること。実習開始か
ら早い段階で行い、毎日レベルアップしながら継続して学習する。)

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