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参考資料6 薬学実務実習の評価の観点について(例示) (7 ページ)

公開元URL https://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chousa/koutou/058/gijiroku/1411266_00003.html
出典情報 薬学実務実習に関する連絡会議(第14回 12/27)《文部科学省》
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【③処方せんに基づく医薬品の調製】
実施内容(例示)
大 薬 病
学 局 院

大学

薬局

病院

SBOs925

1

前)薬袋、薬札(ラベル)に記載すべき事項を適

切に記入できる。(技能)

SBOs926

2

前)主な医薬品の成分(一般名)、商標名、剤
形、規格等を列挙できる。



SBOs927

3

前)処方せんに従って、計数・計量調剤ができ
る。(技能)



SBOs928

4 前)後発医薬品選択の手順を説明できる。

SBOs929

5

SBOs930

前)無菌操作の原理を説明し、基本的な無菌操
6

作を実施できる。(知識・技能)

SBOs931

前)抗悪性腫瘍薬などの取扱いにおけるケミカ
7 ルハザード回避の基本的手技を実施できる。
(技能)

SBOs932

8

前)処方せんに基づき調剤された薬剤の監査で

きる。(知識・技能)

SBOs933

9

主な医薬品の一般名・剤形・規格から該当する
製品を選択できる。(技能)

◎ ○

SBOs934

10

適切な手順で後発医薬品を選択できる。(知識・
技能)

◎ ○

SBOs935

11

処方せんに従って計数・計量調剤ができる。(技
能)

◎ ○

SBOs936

12

錠剤の粉砕、およびカプセル剤の開封の可否を
判断し、実施できる。(知識・技能)

◎ ○

SBOs937

13

一回量(一包化)調剤の必要性を判断し、実施
できる。(知識・技能)

◎ ○

SBOs938

14

注射処方せんに従って注射薬調剤ができる。
(技能)

△ ◎

・薬局で取り扱う注射剤の調剤を体 ・注射処方せんに従って処方監査か
ら調製までを体験する。
験する。

SBOs939

15

注射剤・散剤・水剤等の配合変化に関して実施
されている回避方法を列挙できる。

○ ◎

・施設で処方される医薬品に関し、配合変化を確認しながらその機序と
回避方法を理解する。

SBOs940

16

注射剤(高カロリー輸液等)の無菌的混合操作
を実施できる。(技能)

△ ◎

・在宅医療での薬局での注射剤調 ・注射剤調剤の中で無菌的混合操作
を体験する
剤を体験する。

SBOs941

抗悪性腫瘍薬などの取扱いにおけるケミカルハ
17
ザード回避の手技を実施できる。(知識・技能)



・がん化学療法のレジメンチェックと
抗がん剤調製を体験する。
・注射剤調剤、坑悪性腫瘍薬取り扱
いの中でケミカルハザードの回避操
作を体験する。

SBOs942

特別な注意を要する医薬品(劇薬・毒薬・麻薬・
18 向精神薬・抗悪性腫瘍薬等)の調剤と適切な取
扱いができる。(知識・技能)

◎ ◎

・調剤において特別な注意を要する医薬品を確認し、その適切な取り扱
いを体験する。

SBOs943

19

◎ ◎

・調剤業務の中で調製された薬剤の監査を体験する。

前)代表的な注射剤・散剤・水剤等の配合変化
のある組合せとその理由を説明できる。

調製された薬剤に対して、監査が実施できる。
(知識・技能)

観点

アウトカム

・「代表的疾患」に使用される医薬品の主な
商標名、剤形、規格などを列挙する。
・監査を行った模擬処方せんに基づき、薬
袋、薬札を作成する。
・薬袋、薬札作成の法的根拠を説明する。
・監査を行った模擬処方せんに基づき、調
剤する(計数・計量調剤、注射剤、散剤、水
剤、外用剤など)。
・上記処方せんの調剤監査を実施する。
・調剤監査の法的根拠を説明する。
・模擬処方せんに基づき、後発医薬品への
変更をシミュレートする。
・配合変化の含まれる模擬処方せんを用
意し、調剤監査を実施し、その理由を説明
する。
・注射処方せんに基づき、無菌操作を実施
する。
・抗がん剤の注射処方せんに基づき、ケミ
カルハザード回避において重要な基本的
手技を実施する。
・ケミカルハザード回避のための基本的手
技のポイントを説明する。






概略評価表(例示)
第 4 段階
第 3 段階

第 2 段階

第 1 段階



・実際の処方せん調剤業務を行いながら以下の事を体験する。
○処方せんの記載から正しく医薬品、後発品の選択を体験する。
○実際の計数・計量調剤業務を体験する。
(散剤、水剤、軟膏、一包化、錠剤等の粉砕、適切な賦形等調剤業務を
その業務の理由を考えながら学習する。)
○特別な注意を要する医薬品の調剤と適切な取り扱いを体験する。
○調製を終えた薬剤の監査を体験する。

処方せんに基 監査結果に基 −
づく医薬品の づき適正な医
調製
薬品調製を実
践する。

監査・調剤において −
特別な注意を要す
る医薬品を確認し、
その適切な取り扱
いを行う。
調剤業務の中で調
製された薬剤の鑑
査を行い、誤りがあ
れば指摘する。
抗がん剤調製にお
いて、ケミカルハ
ザード回避操作を
適切に実施する。

計数・計量調剤(散
剤、水剤、軟膏な
ど)を正確に行う。
一包化、錠剤等の
粉砕、適切な賦形
等、工夫を必要とす
る調剤について、適
切に実施すると共
に、その理由を説
明する。
注射処方せんに
従って、無菌的混
合操作を実施す
る。

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