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参考資料6 薬学実務実習の評価の観点について(例示) (13 ページ)

公開元URL https://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chousa/koutou/058/gijiroku/1411266_00003.html
出典情報 薬学実務実習に関する連絡会議(第14回 12/27)《文部科学省》
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【④処方設計と薬物療法の実践(薬物療法における効果と副作用の評価)】
実施内容(例示)
大 薬 病
学 局 院

SBOs1013

前)代表的な疾患に用いられる医薬品の効果、
1 副作用に関してモニタリングすべき症状と検査 ◎
所見等を具体的に説明できる。

SBOs1014

2

SBOs1015

前)代表的な疾患の症例における薬物治療上
の問題点を列挙し、適切な評価と薬学的管理の
3

立案を行い、SOAP形式等で記録できる。(知
識・技能)

前)代表的な疾患における薬物療法の評価に
必要な患者情報収集ができる。(知識・技能)

薬局

病院

観点

アウトカム

・「代表的な疾患」の具体的な事例を題材と
して、薬物療法を主体的に評価し、安全で
有効な医薬品の使用を推進するために薬
剤師が行うべき薬学的管理をPBLなどで学
習する。
・上記事例において、副作用モニタリング
の必要な事例を用意し、患者情報の収集と
評価から、副作用の評価を行い、代替薬物
の提案を行う。
・上記事例において、薬物療法のコントロー
ルが不足している事例を用意し、患者情報
の収集と評価から、代替薬物の提案を行
う。



SBOs1016

医薬品の効果と副作用をモニタリングするため
4 の検査項目とその実施を提案できる。(知識・技
能)

△ ◎

SBOs1017

薬物血中濃度モニタリングが必要な医薬品が処
5 方されている患者について、血中濃度測定の提
案ができる。(知識・態度)



SBOs1018

6

薬物血中濃度の推移から薬物療法の効果およ
び副作用について予測できる。(知識・技能)



SBOs1019

7

臨床検査値の変化と使用医薬品の関連性を説
明できる。

△ ◎

SBOs1020

8

薬物治療の効果について、患者の症状や検査
所見などから評価できる。

○ ◎

SBOs1021

9

副作用の発現について、患者の症状や検査所
見などから評価できる。

○ ◎

SBOs1022

薬物治療の効果、副作用の発現、薬物血中濃
度等に基づき、医師に対し、薬剤の種類、投与
10
量、投与方法、投与期間等の変更を提案でき
る。(知識・態度)



SBOs1023

11

報告に必要な要素(5W1H)に留意して、収集し
た患者情報を正確に記載できる。(技能)

◎ ◎

SBOs1024

患者の薬物治療上の問題点を列挙し、適切な
12 評価と薬学的管理の立案を行い、SOAP形式等
で適切に記録する。(知識・技能)

SBOs1025

13

医薬品・医療機器等安全性情報報告用紙に、
必要事項を記載できる。(知識・技能)

大学

概略評価表(例示)
第 4 段階
第 3 段階

◎ ◎

第 2 段階

第 1 段階

有効性、安全性の
モニタリングに必要
な指標を継続的に
モニタリングし、患
者の状態を評価す
る。評価結果は、適
切にカルテや薬歴
などに記録する。

代表的な疾患を有
する患者のケアに
関わり、薬物療法
の有効性、安全性
を評価する指標を
適切に指摘する。
患者の状態をモニ
タリングするための
ツールとして、臨床
検査値の継続的な
確認をする。



・「代表的な疾患」を有する患者を
継続的に担当し、問診や医療機関
から提供される情報(検査値等)等
から、患者背景、病態、治療薬、治
療法に関する情報等をもとに、薬物
治療を考察し、その治療効果およ
び副作用のモニターと評価を体験
する。
<SBO953〜956,991,992、
1005〜1012の実習時に並行し
て実施する。>

・薬物治療の効果および副作用の
モニターと評価において必要な項
目(症状、検査値等)をリストアップ
する。
・TDMの実際を体験する。
・「代表的な疾患」を有する入院患
者の薬物治療に複数の病棟で継続
的に関わり、収集した情報等から、
より有効で安全な薬物治療の提案
を体験する。
(必要に応じて、病棟だけでなく、入
退院センターなどの院内施設を利
用して実習を行ってもよい。)
<SBO953〜956,991,992、
1005〜1012の実習時に並行し
て実施する。>

薬物療法の効 様々なモニタ
果と副作用モ リング項目か
ニタリング
ら患者状態を
適切に評価
し、薬物療法
の効果と副作
用モニタリング
を実践する。

薬物療法に関する
経過モニタリングを
基に患者の状況を
総合的に評価して、
処方設計や問題解
決につなげ、薬物
療法のPDCAサイク
ルを効果的に回し、
薬物療法の質の向
上に貢献する。

評価した患者の状
態に応じ、処方設
計や問題解決につ
なげる。副作用を確
認した場合は、副
作用軽減化の対策
を検討すると共に、
副作用報告などの
主体的な行動を取
る。

・収集した患者情報、推察や提案をした内容等を薬歴などにわかりやす
く適切に記載することができる。
(指導した患者に対する記録を常に実施する。)
<SBO953,958,991,992,1005〜1012実習時に並行して実
施>



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