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参考資料6 薬学実務実習の評価の観点について(例示) (2 ページ)

公開元URL https://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chousa/koutou/058/gijiroku/1411266_00003.html
出典情報 薬学実務実習に関する連絡会議(第14回 12/27)《文部科学省》
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(2) 処方せんに基づく調剤
処方監査と疑義照会
処方せんに基づく医薬品の調製
患者・来局者応対、情報提供・教育
医薬品の供給と管理
安全管理
(3) 薬物療法の実践
患者情報の把握
医薬品情報の収集と評価・活用
薬物療法の問題点の識別と処方設計及び問題解決
薬物療法の効果と副作用モニタリング
<概略評価における留意点>
1.チェックポイントとしての SBO の活用
SBO は、概略評価を行う際の具体的なチェックポイントとして活用する。
1 つ 1 つの SBO の到達度を必ずしも全て評価する必要はない。概略評価を行った
上で、不十分と感じる点を明確にフィードバックするために、各 SBO のチェックを
参考にする。その際、各観点に含まれる SBO は個別に評価するのではなく、相互に
関連していることを考慮し、継続的にチェックすることで効果的な概略評価を進め
る。
2.大学で実習前に修得すべき学習内容との整合性
大学で実習前に行うべき臨床準備教育の学習内容の例が、ガイドラインの「薬学
実務実習における実施内容(例示)
」の大学の欄に記載されている。病院・薬局実務
実習では、その臨床準備教育を終えた段階を起点とした評価を、医療現場で実際に
実施・体験することで行うことになる。大学の臨床準備教育の大部分はシミュレー
ションでの学習であることを踏まえ、病院・薬局の実習では、実際の患者・来局者、
医薬品等に対応する能力を身に付けるという、その質の違いに留意して評価を行う。
3.
「責任ある主観」による形成的評価の重要性
概略評価では、実習の指導者が適切に「責任ある主観的な評価」を提示すること
で、実習生がその実習期間でどのような能力が伸びたか、修得が不十分だったかを
振り返り、成長することが重要である。各施設では、実習生の個々の成長を適切に
評価できるように、指導者間で概略評価についての共通認識を持って評価に当たれ
るよう努めることとする。
Ⅱ.実務実習記録(日誌・レポート)による評価
実習生は、毎日の日誌に自分がその日学習した内容、体験した事例、修得した能力等
を簡潔に記録して指導薬剤師、教員等の指導者に提示する。指導者は、その日誌の報告
から実習生の実習の進捗状況を確認するとともに、実習についてフィードバックを行う。
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