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資料3-3  メチルプレドニゾロンコハク酸エステルナトリウム (11 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000198856_00026.html
出典情報 医療上の必要性の高い未承認薬・適応外薬検討会議(第54回 2/15)《厚生労働省》
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3 日間)
、又はインフリキシマブ(5~7 mg/kg、単回投与)の有効性及び安全性を検討した
メタ・アナリシスであり、IVIG 追加投与及び IVMP 投与後の結果について以下のように記
載されている。
投与後 36 時間以内の解熱の達成割合(%)
(例数)
[95%CI]
(以下、同様)は、IVIG 追
加投与例で 73%(191/263 例)
[67, 78]
、IVMP 投与例で 72%(59/82 例)
[61, 81]であ
った。
投与後 4~8 週時点での非巨大瘤の残存割合は、IVIG 追加投与例で 6%(10/166 例)
[3,
11]、IVMP 投与例で 7%(5/71 例)
[2, 16]であった。また、巨大瘤の発生割合は、IVIG
追加投与例で 1%(1/166 例)[0, 3]
、IVMP 投与例で 6%(4/71 例)
[2, 14]であった。
注 16)IVIG 2 g/kg の投与後 36 時間の時点で 38℃超の発熱が持続している場合

(3)教科書等への標準的治療としての記載状況
<海外における教科書等>
1) Methylprednisolone pulse therapy for nonresponders to immunoglobulin therapy.(Springer
Japan 2017; 175-9)16)
以下のように記載されている。
現在のエビデンスは、IVIG 不応が予測される川崎病患者に対する初回治療、及び初回
若しくは追加の IVIG に対して不応の川崎病患者のレスキュー治療として、IVMP を投
与すべきであることを示している。
IVMP の用法・用量は、30 mg/kg を 2~3 時間かけて 1 日 1 回、1~3 日間投与する。
<日本における教科書等>
1) 川崎病学 改訂第 2 版 17)
以下のように記載されている。
メチルプレドニゾロンは、
IVIG 不応予測例に対する初期 IVIG との併用治療、
又は IVIG
不応例に対する追加治療として用いる。
メチルプレドニゾロン 30 mg/kg を 1 日 1 回、2~3 時間かけて点滴静注する方法が標準
的である。初回 IVIG との併用では 30 mg/kg を 1 回のみ投与、IVIG 不応例に対する使
用では 30 mg/kg を 1 日 1 回、1~3 日間投与するとの報告が一般的である。
(4)学会又は組織等の診療ガイドラインへの記載状況
<海外におけるガイドライン等>
1) Diagnosis, treatment, and long-term management of Kawasaki disease a scientific statement for
health professionals from the american heart association.(Circulation 2017; 135: e1-73)1)
以下のように記載されている。

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